平成21年6月定例県議会 請願と採決状況(請第3号) 最終更新日:2010年6月13日 平成21年6月定例県議会 請第3号 不採択 玄海原子力発電所3号機でのプルサーマル実施延期を求める意見書採択に関する請願 請願趣旨 プルサーマルで使われた使用済みのMOX燃料の処理の方策はまだ立っておらず、現状のままではMOX燃料を使用する玄海原子力発電所が永久に核のゴミ捨て場となってしまう。使用済みMOX燃料の処理の方策が具体的に明らかになるまでは、MOX燃料の原発炉内への装荷を延期すべきである。 県議会が、佐賀県知事、玄海町長及び九州電力に対して、玄海原子力発電所3号機でのプルサーマル計画について、使用済みMOX燃料の処理の方策が具体的に明らかになるまで、その実施を延期する旨の意見書を採択されることを請願する。 理由 (1)プルサーマル計画が見直されたこと (1)プルサーマル計画は見直しを余儀なくされ(2)交付金も打ち切っており(3)プルサーマル計画が5年後に本当に実施される根拠もない。 (2)使用済みMOX燃料の「処理の方策」は国から具体的に説明されておらず、その検討準備さえ遅れていること (1)使用済みのMOX燃料の処理方策は、何ら決まっておらず(2)「2010年からの検討」は、準備すらできていない。 (3)「核燃料サイクル計画」の全体が延期されていること (1)六ケ所再処理エ場もMOX燃料加工工場も稼動見込みが不明で(2)このままでは「県民の安心・安全」は守れない。 (4)法規則が守られているのかも疑問であること (1)行先のない「使用済みMOX燃料」を生み出すことは、法規則にも違反している。 電気事業連合会が、2010年度までに全国16~18基で実施するとしていた目標を5年先送りすることを決めたが、このような状況で、九州電力玄海原発3号機と伊方原発、浜岡原発だけ、急いでプルサーマルを実施する必要性が見当たらず、全国の動向のとおり「5年後」まで検討を重ねても何ら不具合はないはずである。 平成21年6月18日 佐賀県議会議長 留守 茂幸 様 請願者 佐賀市鍋島6-7-2-212 NO!プルサーマル佐賀ん会 共同代表 伊藤正樹 ほか5人 紹介議員 牛嶋博明、太田記代子、徳光清孝、宮崎泰茂、武藤明美