プルサーマルは、本来、制御棒の効きが悪くなる、燃料棒にガスがたまりやすくなるなど、事故時の危険性が大きくなる。計画が5年間先送りになり、実施交付金が廃止されたので、プルサーマルを急ぐ必要はないと考える。
次の3点が大きく問題である。
(1) フランスで製造されたMOX燃料が規格どおり正しく製品化されたかどうかが、第三者によって確認されていないこと
(2) 放射能の強い使用済みMOX燃料が地元に半永久的に残される可能性がますます大きくなっていること
(3) 玄海と伊方原発以外はプルサーマルが開始される見込みがなく、さらに途中でMOX燃料が不足するという専門家の意見が浮上してきていて、推進する理由が不明確になっていること
県議会は、佐賀県知事と九州電カに対して、少なくともこの3点の問題が解決するまで、玄海プルサーマルの実施を延期するよう求める主旨の意見書を提出されるよう請願する。
止めようプルサーマル・佐賀 共同代表
大石與賜子 ほか1人
紹介議員 牛嶋博明、太田記代子、徳光清孝、宮崎泰茂、武藤明美
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