|
産業常任委員長報告
委員長 石倉 秀郷
産業常任委員長の報告をいたします。
6月23日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、6月26日及び29日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、 甲第37号議案中、本委員会関係分、及び、乙第50号議案、以上2件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
1、雇用基金事業については、県内の厳しい経済・雇用情勢を考慮し、より積極的な執行を図られたい。特に、新規雇用者の募集等において、応募状況が低調にあることから、ハローワークとの連携・工夫により、一人でも多くの雇用を創出できるよう努められたい。
1、条件が不利な中山間地域の耕作放棄地については、イノシシ被害の温床になるなど、地域農業に大きな影響を及ぼしている現状を考慮し、「耕作放棄地再生利用緊急対策事業」において、その再生に向けた取組みを進め、また、増加に歯止めがかかるよう努められたい。
1、侵入竹林等緊急整備事業及び、森林整備加速化・林業再生事業においては、雇用の創出を図り、特に短期雇用された方に関しては、林業への就業に結びつくよう支援に努められたい。
との意見が出されました。
次に、所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 伊万里市第四工業用水道事業における締切(しめきり)堤防の変位に関する、当 初設計の妥当性及び責任の所在、並びに、伊万里市における財政負担の増加見通し
◎ 「シオタニ株式会社」の自己破産に関する離職者への再就職支援
◎ 「さがびより」の独自ブランド確立に向けた「家庭用販売戦略」及び「業務用販売戦略」、並びに、福岡都市圏に対する販売の考え方
◎ 佐賀牛不正持出しに関する、調査結果報告書の進捗状況、及び、駐日UAE大使館への説明状況
◎ 唐津港水産市場における四者会議の状況、及び、玄海漁業協同組合連合会の移 転改築を含む一体的な整備の取組み
◎ イノシシ被害防止対策に関する、農作物の被害金額と捕獲頭数の現状、及び、侵入防護柵の整備状況等今後の取組み
◎ 玄海地区漁業協同組合の合併に向けた取組み状況、及び、課題の認識、並びに、合併実現に向けた県の指導方針
◎ 水田経営所得安定対策の現状と取組み状況、及び、集落営農組織が法人化した場合の目的とメリット
◎ 地域農業の担い手としての新規就農者に対する支援の取組み
◎ 賦課金が大きな負担となっている上場開発地内の農家における、営農の進捗状況、及び、今後の取組み
◎ 玄海地区の水産業振興に関する、藻場造成、及び、種苗放流の実績と今後の取組み
などの質疑が行われました。
最後に、2月定例会から引き続き審査中の
1、農林水産商工行政について
1、生産振興行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、産業常任委員長の報告を終わります。
|