平成21年6月定例県議会 総合交通対策特別委員長報告《委員長 楢崎近》 最終更新日:2010年6月13日 平成21年6月定例県議会 総合交通対策特別委員会 委員長 楢崎 近 総合交通対策特別委員長の報告をいたします。 九州新幹線建設、在来線対策、離島等生活交通対策、佐賀空港の利活用及び主要幹線道路に関する諸問題の調査に関する件につきまして、7月1日に委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。 まず、九州新幹線建設関係としては、 ◎ 鹿児島ルートの開業に伴う、新鳥栖駅のあり方、及び、観光・ビジネス客の県内における 滞在時間を延ばす取組み ◎ 鹿児島ルートの建設に伴う、事業費負担額増加の要因、負担額、及び、その協議状況 ◎ 西九州ルートの発注工事における県内業者の優先活用への取組み、及び、これまでの 要望活動の成果 などの質疑が行われました。 次に、在来線対策関係としては、 ◎ 新幹線開通後の騒音・振動、踏切事故など、在来線区間の沿線住民の不安を解消する ための取組み ◎ 住民の通勤・通学の利便性向上を目的とした在来線特急の停車駅増加に向けたJRへ の働きかけ などの質疑が行われました。 次に、離島等生活交通対策関係としては、 ◎ 離島航路の運行状況、及び、補助対象航路の指定状況、並びに、国、県、市の補助制度 の内容 ◎ 離島航路事業者に対する「経営改善カット額」の補填に対する県の考え方 などの質疑が行われました。 次に、佐賀空港の利活用関係としては、 ◎ 国際チャーター便の運行状況、着陸料収入、経済効果、及び、今後の誘致の取組み ◎ 福岡空港にはない特長を生かした空港の利活用、及び、今後の魅力ある空港づくりの取組み ◎ マイエアポート運動の取組み状況、及びリムジンタクシーの運行経費抑制の取組み ◎ 羽田空港の発着枠拡大に伴う、さらなる増便に向けた国や航空会社への働きかけ などの質疑が行われました。 次に、主要幹線道路関係としては、 ◎ 「大規模バイパス等幹線道路」及び「生活関連道路」に対する財政支出バランスの考え方 ◎ 西九州自動車道の進捗状況、及び、二丈浜玉道路の無料化時期の見通し ◎ 佐賀唐津道路における多久佐賀間の進捗状況、及び、今後の整備期間の見通し ◎ 佐賀唐津道路における厳木バイパスの進捗状況、及び、今後の見通し などの質疑が行われました。 最後に、九州新幹線建設、在来線対策、離島等生活交通対策、佐賀空港の利活用及び主要幹線道路に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。 以上をもちまして、総合交通対策特別委員長の報告を終わります。