地域医療対策特別委員会
委員長 峰 達郎
地域医療対策特別委員長の報告をいたします。
医療の充実及び高度化の推進、医療機関の連携、県立病院の経営、建設及び跡地の利活用に関する諸問題の調査に関する件につきまして、3月18日に委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、医療の充実及び高度化の推進に関しては、
◎ 粒子線がん治療施設にかかる、放射線医学総合研究所との協力協定締結の
効果、建設資金に関し県民からも出資・寄付を募ることの考え、施設運営
にかかる収支見込み、及びホテル等誘致の可能性
◎ 長寿医療制度の安定した制度定着に対する取組み
◎ 介護保険制度における要介護認定、介護保険料の上昇、介護職員の確保等
の課題に対する取組み
◎ 肝がん緊急総合対策事業の進捗状況、及び今後の取組み
◎ 難病(特定疾患)対策、及び患者への支援体制の充実
◎ メタボリックシンドローム対策における、特定健診の実施率向上に向けた
取組み
◎ ドラッグストアの増加に伴う、店舗責任者に対する指導、及び監視体制の
充実
などの質疑が行われました。
次に医療機関の連携に関しては、
◎ 「公立病院等の今後のあり方を考える会」における提言案の内容、及び今
後の取り扱い
◎ 地域医療体制の維持・充実を目的とした全県的医療連携体制の構築
◎ 医療機関の適切な配置、及び医療提供体制のあり方
などの質疑が行われました。
次に県立病院の経営、建設及び跡地の利活用に関しては、
◎ 医師不足の現状とその影響、及び今後の医師確保対策
◎ 看護師の7対1配置基準の効果、及び2交代制導入の妥当性
◎ 地方独立行政法人化に向けた、県民の合意形成、及び理解促進への取組み
◎ 新県立病院の基本設計における敷地の形状、及び屋上へリポート設置の妥
当性
などの質疑が行われました。
最後に、医療の充実及び高度化の推進、医療機関の連携、県立病院の経営、建設及び跡地の利活用に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、地域医療対策特別委員長の報告を終わります。
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