文教厚生常任委員長報告
委員長 峰 達郎
文教厚生常任委員長の報告をいたします。
12月7日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び請願、並びに継続審査中の事件につきまして、12月10日及び11日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、乙第91号議案から乙第93号議案まで3件の議案を一括して採決した結果、賛成者多数をもって、原案のとおり可決いたしました。
次に、甲第45号議案中、本委員会関係分、乙第80号議案、乙第82号議案、乙第83号議案、乙第99号議案、以上5件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって、原案のとおり可決いたしました。
次に、乙第103号議案「教育委員会委員の任命について」を採決した結果、全会一致をもって、同意することにいたしました。
次に、請第7号請願「私学助成の大幅増額・教育費の保護者負担軽減・教育条件の改善を求める請願書」を採決した結果、全会一致により採択となりました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
1、九州国際重粒子線がん治療センターについては、平成25年の開院に向けて、多額の資金
調達及び優秀な医療スタッフの確保に積極的に取組むとともに、多くの患者に来てもらうよう
県内はもとより全国的な広報活動に努められたい。
1、新型インフルエンザの対応については、子どもと接触する保育園の職員や学校の先生への
ワクチン優先接種を国へ要望するとともに、今一度手洗いなど基本的な予防策を再度徹底さ
れたい。
との意見が出されました。
次に、所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 保育サービスに関する認可保育所の現状と、待機児童を解消するための県の今後の対応、
及び認可外保育所に対する県の積極的な指導監督
◎ 人工妊娠中絶を減らすための、学校や行政はもとより家庭・地域など全体で取組む性教育
の必要性
◎ 高齢者虐待についての相談状況と虐待を把握した場合の対応状況、及び虐待防止へ向けた
県の取組み
◎ 県立福祉施設の民間移譲における移譲先の選定方針と課題、これを踏まえた希望の家の
民間移譲の考え方
◎ 原子力発電所事故に備えた安定ヨウ素剤の迅速な服用と各家庭配備の必要性
◎ 県立病院好生館における収支改善の方策と医師の確保対策、及び独法化による柔軟な
病院経営と勤務環境の改善
◎ 地方独立行政法人県立病院好生館の中期目標を踏まえた、救急医療体制の整備や
収益確保と経費節減、及び法人化後の病院運営の考え方
◎ 香楠中学校・鳥栖高等学校の現状と今後の施設整備の方針
◎ 新たに開校する中原養護学校分校の施設整備の方針と維持管理の協議状況
◎ 県立高校における中途退学の状況と中途退学後のフォロー、及び中途退学を減らすための
中高連携などの県の取組み
◎ 道徳教育の充実を図るための、道徳教育用教材活用支援事業による教材の活用と、教員
の指導技術の向上についての取組み
などの質疑が行われました。
最後に、9月定例会から引き続き審査中の
1、くらし環境行政について
1、健康福祉行政について
1、教育の振興について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。
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