総合交通対策特別委員会
委員長 指山 清範
総合交通対策特別委員長の報告をいたします。
九州新幹線建設、在来線対策、離島等生活交通対策、佐賀空港の利活用及び主要幹線道路に関する諸問題の調査に関する件につきまして、3月19日に委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、九州新幹線建設関係としては、
◎ 長崎ルート開業による県内の経済効果算定のスケジュール、及びその算定方法
◎ 長崎ルートに係る用地取得事務を県が実施する理由、及びその具体的な業務内容
◎ 肥前山口~武雄温泉間の複線化の状況、及び新鳥栖~武雄温泉間の踏み切り対策
◎ フリーゲージトレインの利用客の見込みとその採算性
◎ 鹿児島ルートにおける県内建設業者の請負、及び下請けの状況
◎ 西九州ルート、鹿児島ルートにおける事業費と地元負担額、及びその増額の可能性
などの質疑が行われました。
次に、離島等生活交通対策関係としては、
◎ 県内における路線バスの運行状況等、及び赤字系統に対する補助の実施状況
◎ 地域交通支援モデル事業の応募・採択の状況、及び他地区への事業拡大に向けた取組み
などの質疑が行われました。
次に、佐賀空港の利活用関係としては、
◎ 増便後の搭乗率、更なる増便に向けた利用促進策、及び福岡空港との連携に向けた取組み
◎ 有明佐賀空港のこれまでの搭乗者数と収支、及び福岡空港との機能分担に向けた取組み
◎ 有明佐賀空港の九州における役割と空港の将来像についての考え方
などの質疑が行われました。
次に、主要幹線道路関係としては、
◎ 西九州自動車道整備の進捗状況と、このうちの伊万里道路、伊万里松浦道路の事業展開
◎ 西九州自動車道の通行料金体制と道路特定財源の一般財源化による事業への影響
◎ 佐賀唐津道路、西九州自動車道の事業費、及び県の負担額等
◎ 国道の管理と費用負担のあり方についての県としての考え方
◎ 広域幹線道路ネットワークと佐賀県中長期道路整備計画の見直しの必要性
などの質疑が行われました。
最後に、九州新幹線建設、在来線対策、離島等生活交通対策、佐賀空港の利活用及び主要幹線道路に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、総合交通対策特別委員長の報告を終わります。
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