産業常任委員長報告
委員長 石倉 秀郷
産業常任委員長の報告をいたします。 12月7日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、12月10日及び11日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。質疑終結の後、直ちに採決に移り、 甲第45号議案中、本委員会関係分、及び、甲第46号議案、以上2件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
1、基金を活用した雇用創出事業については、短期雇用が1年、長期雇用が3年で職を失うこと
から、事業終了後においても、雇用した方々が正社員として仕事に就けるよう、支援に努めら
れたい。加えて、離職を余儀なくされた方に対しては、住居の紹介や資金の貸付など、積極的
な支援に努められたい。
1、雇用対策については、長期・短期の雇用基金事業を積極的に実施していくことで、雇用のさ
らなる創出に努められたい。加えて、年末年始に行われる「労働相談窓口」や、国において予
定されている「ワンストップ・サービス」においては、求職者の生活面での不安や悩みに対して
も、細やかな対応に努められたい。
との意見が出されました。
次に、所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 景気の現状と景気回復に向けた今後の取組み、及び、経営を改善する時間的余裕のない
中小企業に対する緊急融資の実態
◎ 県内の自動車関連企業における世界同時不況の影響、及び、今後の自動車産業の振興
に対する考え方
◎ 「佐賀海苔有明海一番」の販売状況、及び、今後のブランド化に向けた取組み
◎ 牛肉等未検疫問題の整理状況、及び、今後の海外輸出促進事業の方針
◎ 呉服町名店街協同組合の破綻に伴う課題とその整理状況、及び、佐賀市の商店街振興や
まちづくりに対する県の取組み
◎ 玄海地区の漁業協同組合合併協議における、負債性借入金の取扱い、及び、今後の合併
実現に向けた指導方針
◎ 伊万里西松浦森林組合の粉飾決算に関する、他の組合への臨時調査の必要性、及び、
今後の再発防止策と検査のあり方
◎ 「都市農村交流」事業の取組状況、及び、佐賀の地域特性を活かした今後の取組み
◎ 有明海特産魚介類の漁獲量の現状、及び、資源回復に向けた漁業者との連携状況 など
の質疑が行われました。
最後に、9月定例会から引き続き審査中の
1、農林水産商工行政について
1、生産振興行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出る
ことにいたしました。
以上をもちまして、産業常任委員長の報告を終わります。
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