平成21年11月定例県議会 有明玄海・エネルギー対策特別委員長報告《委員長 末安善徳》
|
平成21年11月定例県議会 |
|
有明玄海・エネルギー対策特別委員長報告
委員長 末安 善徳
有明玄海・エネルギー対策特別委員長の報告をいたします。
海洋環境の保全、水産資源の確保、エネルギー対策に関する諸問題の調査に関する件につきまして、12月15日に委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、海洋環境の保全関係としては、
◎ 諫早湾干拓潮受堤防の排水門の開門調査に係る環境アセスメントの「方法書」に対する県の意見、及び関係県の意見の状況、並びに今後の環境アセスメントのスケジュール
◎ 中・長期開門調査の実現に向けての長崎県への理解促進に対する県の考え方と今後の取組み
◎ 開門調査に対する国からの両県への要請と、それへの対応、及び開門調査の早期実現に向けた今後の取組みなどの質疑が行われました。次に、水産資源の確保関係としては、
◎ 有明海での養殖ノリの安定生産、及び二枚貝類の資源回復に向けた今後の取組み
などの質疑が行われました。
次に、エネルギー対策関係としては、
◎ 玄海原子力発電所における作業員の被ばくの状況やMOX燃料の安全性、さらには、プルサーマル政策の安全性に対する県の考え方
◎ 玄海原子力発電所3号機における使用済MOX燃料の再処理時期や、その貯蔵についての県の考え方、及び核燃料サイクルが確立していない中でのプルサーマル実施の是非
◎ 温室効果ガスの25パーセント削減対策における国、県の現状や、目標達成に向けた国、県、国民の果たす役割、及びそれを踏まえた県の具体的な取組み
などの質疑が行われました。
最後に、海洋環境の保全、水産資源の確保、エネルギー対策に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、有明玄海・エネルギー対策特別委員長の報告を終わります。
| | |
|