有明玄海・エネルギー対策特別委員会
委員長 中倉 政義
有明玄海・エネルギー対策特別委員長の報告をいたします。
海洋環境の保全、水産資源の確保、エネルギー対策に関する諸問題の調査に関する件につきまして、6月25日に委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、海洋環境の保全関係としては、
◎ 諫早湾干拓事業の開門調査についての、山田新大臣の方針の早期確認と、開門調査を実施した場合の農業用水の確保対策
◎ 昨年度のノリ漁期における潮受堤防の、排水門からの排水状況と、今年度の、ノリ漁期に向けた「こまめな排水」の要請
◎ 諫早湾干拓事業の開門調査の実現に向けた、県民大会開催の必要性と、山田新大臣への早期要請
◎ 平成14年度に実施された、短期開門調査時の調査結果と、短期開門による効果、及び開門調査の早期実現に向けた県の取組み
次に、水産資源の確保関係としては、
◎ ノリ養殖業の協業化の取組状況、及び今後の安定生産に向けた、県の指導
◎ 貝類資源の回復に向けた、「有明海水産資源 回復技術確立事業」の概要と、今後の県の取組み
次に、エネルギー対策関係としては、
◎ 住宅用太陽光発電の普及状況と、今後の支援策、及び温室効果ガス25%削減のための、実態に合った県の方針
◎ 玄海原子力発電所における、使用済MOX燃料の再処理問題と、中間貯蔵施設設置の検討に対する県の考え方、及び唐津市が検討している、避難道路に対する県の認識、並びに地域住民の安全面を優先する、核燃料サイクル交付金の使い方
◎ 原子力発電所についての、平井憲夫氏の主張に対する県の考え、及びプルサーマルの即時中止、並びに県民の側に立った九州電力に対する指導
などの質疑が行われました。
最後に、海洋環境の保全、水産資源の確保、エネルギー対策に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、有明玄海・エネルギー対策特別委員長の報告を終わります。
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