文教厚生常任委員長報告
委員長 桃崎 峰人
文教厚生常任委員長の報告をいたします。
9月15日の本会議におきまして本委員会に付託されました、議案及び継続審査中の事件につきまして、9月17日及び21日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第40号議案中本委員会関係分、乙第41号議案から 乙第43号議案まで3件、以上4件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見、及び要望の概要を申し上げます。
1、小中学生の学力向上を図るためには、学校の授業を充実して、児童生徒に基礎学力を身につけさせることが第一であると考えている。加えて、今回新たに追加した魅力ある学校づくり推進事業に、学力向上対策特別枠を設けられていることから、学力向上に取り組む市町教育委員会や市町立小中学校に対して、積極的に支援されるよう努められたい。
との意見が出されました。
次に、所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 家庭内医療廃棄物の処理状況、及び適正処理に向けた取組み
◎ 不登校や、発達障害を持つ生徒などを対象として開校が予定されている、私立専修学校の設置認可の状況
◎ 新型インフルエンザの再流行に備えた対策と、今期のワクチン接種の実施方法
◎ 県内の基幹病院における院内感染対策の現状と、院内感染を防止するための県の取組み
◎ 高齢者の所在不明問題が全国的に発生した要因と、県内における高齢者の所在確認の状況
◎ 全国及び県内におけるホームレスの状況と、生活保護などによる支援策
◎ 児童相談所の一時保護の状況、及び組織の機能充実
◎ 教職員の不祥事がもたらす学校現場への影響と、再発防止のための取組み
◎ 小・中学校における、いじめや不登校の現状と、解決に向けた学校や県教育委員会の取組み、及び生活指導支援員やスクールカウンセラーを配置した成果
◎ 小中学生の学習塾通いの現状、及び学校教育を補完する役割としての、地域での教育力の必要性
◎ 平成23年4月に改編される太良高校の教育内容の特色と、入学者選抜に向けた取組み、及び通学対策の必要性
◎ 学習指導要領が改訂に至った背景と趣旨、及び「生きる力」を育む教育の取組み
などの質疑が行われました。
最後に、6月定例会から引き続き審査中の
1、くらし環境行政について
1、健康福祉行政について
1、教育の振興について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。 |