産業常任委員長報告
委員長 土井 敏行
産業常任委員長の報告をいたします。
6月17日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、6月22日及び23日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第三十七号議案中、本委員会関係分、以上一件の議案を採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
1、口蹄疫対策については、本県でも、いつ発生するかわからない状況の中で、畜産農家は、「防疫」、「病気」、「経営」などに関する様々な不安や疑問を抱いていることから、気軽に相談できる直通のホットラインを整備し、専門的な知識を有する職員が、総合的に相談対応することにより、不安や疑問を払拭して安心して経営できるよう努められたい。
との意見が出されました。
次に、所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ さが農商工連携、応援基金事業の実績、及び地域資源を活かした、農商工観連携を促進するための今後の取組み
◎ 県立九州シンクロトロン光研究センターにおける利用実績、運営状況、及び、今後の展望
◎ 産学官連携による取組状況とその成果、及び地場企業の育成にもなる産学官連携の推進と今後の取組み
◎ 環境にやさしく、かつ、安全な新エネルギー関連産業の立地状況、及び、企業誘致促進に向けた今後の取組み
◎ 誘致企業の撤退状況、及び、誘致企業へのフォローアップの取組み
◎ 新産業集積エリアの進捗状況、及び、分譲促進に向けた今後の取組み
◎ 観光客による観光消費額の増加、及び、外国人観光客の誘致に向けた取組み、並びに、観光資源としての歴史文化遺産の活用の考え方
◎ 有明海でのタイラギ粉砕殻による漁場造成、及び、資源回復に向けた今後の取組み
◎ 有明海における諫早湾潮受け堤防締め切り前後の、魚介類の漁獲量の状況、及び、これまでの漁場環境改善の取組と効果、並びに、今後の取組み
◎ 県産木材の利用促進に関する取組状況、及び九州間伐紙「木になる紙」の使用拡大、並びに、木材資源の利用拡大に向けた今後の取組み
などの質疑が行われました。
最後に、2月定例会から引き続き審査中の
1、農林水産商工行政行政について
1、生産振興行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、産業常任委員長の報告を終わります。
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