議案等の審議結果
平成27年11月定例県議会
委員長報告
有明玄海・環境対策特別委員長報告
委員長 定松 一生
有明玄海・環境対策特別委員長の報告をいたします。
海洋環境の保全、水産資源の確保、環境対策に関する諸問題の調査に関する件につきまして、閉会中の11月20日に委員会を開催し、「よみがえれ!有明訴訟弁護団」団長、馬奈木昭雄氏、同事務局員、岩井三樹氏以上2名を参考人として招致し、意見聴取の後、参考人に対して質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました、主な質疑の概要を報告いたします。
まず、それぞれの参考人から「諫早湾干拓排水門開門調査に係る裁判の現状と今後の取り組み等」の項目について意見聴取の後、
◎ 問題解決に向けた裁判所による和解協議の勧告に対する見解と今後の見通し
◎ 「対策工事が行われない限りは開門してはならない」という長崎地裁判決に対する見解
◎ 国側が最高裁の統一的な判断を求めていることに対する見解
◎ 有明海漁場環境改善連絡協議会における4県知事同士の会談の実施に向けた、有明海への負荷軽減のための本明川の水の直接排水、及びそのために必要な堤防工事実施といった提案に対する見解
などの質疑が行われました。
最後に、12月14日にも委員会を開催し、海洋環境の保全、水産資源の確保、環境対策に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、有明玄海・環境対策特別委員長の報告を終わります。