議案等の審議結果
平成28年2月定例県議会
委員長報告
県土整備常任委員長報告
委員長 大場 芳博
県土整備常任委員長の報告をいたします。
3月4日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、3月9日及び10日の両日、委員会を開催し、「唐津港東港地区耐震強化岸壁整備事業」及び「国道204号(湊工区)道路整備交付金事業」の現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第1号議案中本委員会関係分及び甲第14号議案、以上2件の議案を一括して採決した結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、乙第24号議案及び乙第25号議案、以上2件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
1、「さが・ひと・物語の街なみ利活用事業」については、景観・街なみ対策事業に対する支援も含め、市町と連携して取り組まれたい。
1、「九州佐賀国際空港戦略的広報事業」については、「佐賀空港がめざす将来像」の目標達成に向けて各事業に鋭意取り組まれたい。
1、「公共交通ネットワークICカード導入促進事業」の実施にあたっては、その一端を担う事業者や市町負担に対して十分配慮されたい。
などの意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 県内の汚水処理人口普及率の現状と向上の取組み及び生活排水処理全般の今後の進め方
◎ 農振農用地面積の現状と今回の基本方針改定に伴う目標面積の設定根拠やその評価及び目標達成に向けた今後の取組み
◎ 住宅確保要配慮者に対する居住支援対策の現状と今後の取組み
◎ 玄海海域における海砂採取の現況と見直しに向けた取組状況
◎ 中池江川や田手川、三本松川など県東部地域中小河川の整備の現状と今後の治水対策
◎ 佐賀空港建設時の「公害防止協定締結」の経緯及び当時の担当者からの県への説明とその認識
◎ 佐賀空港における新規の国際路線誘致のターゲットや誘致活動の状況、レンタカーキャンペーンの内容や利用状況及びその効果、親しみある空港づくりに向けた現状と今後の取組み
◎ 長崎新幹線整備の現状、新鳥栖アプローチ線と鹿児島ルート乗り入れに必要な運行システム改修の概要、武雄温泉駅での乗換方式による開業の問題点及び平成34年度開業に向けた県の方針
◎ 九州新幹線西九州ルートにおけるフリーゲージトレインの不具合対策と今後の開発スケジュール、与党プロジェクトチーム検討委員会の位置づけ及び西九州ルート整備に対する県の基本的スタンスと国への要請内容
◎ 国道34号神埼佐賀拡幅や国道385号及び県道神埼北茂安線の整備の進捗状況と今後の取組み
◎ 唐津湾の海岸侵食に係るこれまでの取組状況及びその要因等の調査結果と結果を受けた今後の対応方針
などの質疑が行われました。
最後に、11月定例会から引き続き審査中の
1、県土づくり行政について
1、交通政策行政について
1、災害対策について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、県土整備常任委員長の報告を終わります。