議案等の審議結果
平成27年11月定例県議会
請願と採決状況
請第5号
採択
私学助成の大幅増額・教育費の保護者負担の軽減・教育条件の改善を求める請願書
請願趣旨
私学は佐賀の教育の重要な一翼を担っている。しかしながら教育条件において私立
学校と公立学校との間に大きな格差が生じているのが現状である。
佐賀県の私学助成予算は、県当局や私学関係者の努力で生徒1人当たりの単価が
年々増額されてきた。しかしいまだ公私間格差は大きく十分とは言えない。
また2010年度に公立高校授業料が無償化され、同時に私立高校への就学支援金の
支給がスタートした。2014年度から所得制限が設けられ、また、施設整備費の負担は
変わらず、公私の格差感は広がっている。
教育格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を保障していくためには、授業料
助成の拡充による保護者の経済的負担の軽減と経常費助成の増額による教育条件の
改善および教育施設の充実が必要である。
以上の趣旨から、下記の各項目の速やかな実現を請願する。
記
1.ゆきとどいた教育をすすめるために教育予算を増額すること。
(1)私学助成を拡充し、「経常費2分の1助成」を速やかに実現すること。
(2)全日制私立学校での特別支援教育の充実のため、特別支援教育アドバイザー
養成、人件費補助など県として配慮すること。
2.すべての子どもの就学を保障するため、授業料減免制度や奨学金制度の拡充、
また入学金・入学準備金支給制度を創設すること。
3.国に対して私立高校への就学支援金を施設整備費の県平均相当額を加えた
金額まで拡充するよう要請すること。
平成27年11月30日
佐賀県議会議長 中倉政義 様
請願者 佐賀市兵庫北二丁目14番1号
佐賀清和高等学校教育振興会 会長 佐々木 憲雅 他4名
紹介議員 全議員