議案等の審議結果
意見書案と採決状況
意第22号
可決
教職員の定数改善計画等を求める意見書(案)
こどもの健やかな成長は、すべての大人たちの願いである。全国どこの地域にいても、家庭環境の違いがあっても学校教育は等しく受けられるものでなければならない。こどもたちを取り巻く状況はますます多様化、複雑化、困難化している。
一人ひとりのこどもたちにきめ細やかな指導で行き届いた教育を進めるためにも、少人数学級の実現が重要になっている。
加えて、小中学校のみならず、高等学校、特別支援学校等のあらゆる学校の教育環境の改善を実現し、こどもの教育環境をより豊かなものにしていくためにも、政府及び国会に対し、次のことを求める。
記
1 こどもたち一人ひとりに向き合ったきめ細やかな教育を実現するため、これまでの少人数教育等への取組を踏まえ、法律改正による確実な教職員定数の拡充を盛り込んだ新・公立義務教育諸学校教職員定数改善計画(案)を成立させるとともに、平成28年度予算においては人的措置・財政措置の拡充を行うこと。
2 いじめ問題、発達障害への対応や教育現場が抱えるさまざまな課題への対応など、学校運営の改善や特別支援教育の充実、家庭の状況等にかかわらず、安心して学ぶことのできる環境づくりなど、個別の教育課題に対応した加配定数等の充実を図ること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成27年12月 日
佐 賀 県 議 会
内閣総理大臣 安倍 晋三 様
衆議院議長 大島 理森 様
参議院議長 山崎 正昭 様
財務大臣 麻生 太郎 様
文部科学大臣 馳 浩 様
以上、意見書案を提出する。
平成27年12月18日
提出者 全議員
佐賀県議会議長 中倉 政義 様