平成28年6月定例県議会
委員長報告
農林水産商工常任委員会
委員長 米倉 幸久
農林水産商工常任委員長の報告をいたします。
6月16日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、6月21日及び22日の両日委員会を開催し、大同メタル佐賀株式会社及び畜産試験場への現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、ただちに採決に移り、甲第32号議案中、本委員会関係分、甲第35号議案以上2件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 有田焼創業400年事業のこれまでの取組状況とその成果、事業最終年を迎えた今後の取組み
◎ 「地理的表示保護制度」等の概要と登録状況及び知的財産権を活用した農産物の地域ブランド化推進の必要性
◎ 「佐賀県原産地呼称管理制度」や「こだわりの佐賀ん酒ブランドプロモーション事業」のこれまでの取組状況と成果及び佐賀酒の普及、拡大に向けた今後の取組み
◎ れんこん生産の現状と生産拡大に向けた今後の取組み及び県産「れんこん」のブランド確立策
◎ 「 伝統的工芸品のプロモーション事業」の概要とこれまでの実績及び最終年度に向けた成果目標の設定と今後の取組み
◎ JAが行ったTPPによる農業への影響試算の結果と県の試算が異なる要因及び今回の試算結果に対する認識
◎ 県産玉ねぎの不作の状況とその原因及び収入が減少した農家への支援策
◎ 飼料用米の生産・利用の現状と取組み及び今後の推進方針
◎ 新規就農者の確保・育成に係る「青年就農給付金事業」の実績と評価及び農業技術や経営に関する指導・支援状況並びに今後の取組み
◎ 麦・大豆の近年の収量と減少の要因及び「麦・大豆1トンどりプロジェクト」の目的や推進体制、取組内容
◎ 肥育素牛価格の推移と高騰の原因及び高騰による経営への影響と県内自給率向上を目指した繁殖基盤強化の取組状況
◎ 玄海地区における漂流・漂着等のごみ対策の取組状況と漁場保全に向けた今後の取組み
◎ 有明海における漁場改善のための海底耕耘の実施状況と効果及び今後の取組み
◎ アゲマキの漁獲量の現状と資源の回復に向けた取組み及びカキ養殖の現状と安定生産に向けた取組み
などの質疑が行われました。
最後に、4月臨時会から引き続き審査中の
1、産業労働行政について
1、農林水産行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、農林水産商工常任委員長の報告を終わります。