平成28年6月定例県議会
委員長報告
総務常任委員会
委員長 坂口 祐樹
総務常任委員長の報告をいたします。
6月16日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、6月21日及び22日の両日、委員会を開催し、「九州佐賀国際空港」及び「佐賀県消防学校」の現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第32号議案中、本委員会関係分を採決した結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、甲第33号議案、甲第34号議案、乙第38号議案及び乙第39号議案、以上4件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、甲第36号議案中、本委員会関係分を採決した結果、全会一致をもって原案のとおり承認いたしました。
続いて、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎佐賀空港へのオスプレイ等配備計画に関する有明海漁協との協議内容や反応、今回の要請に当たっての県の立ち位置、計画の全体像・将来像に係る確認・精査状況及び今後の対応方針
◎目達原駐屯地からの部隊移転や佐賀空港への自衛隊配備に伴う地元への財政的な影響と関係自治体への情報提供の必要性
◎佐賀空港の自衛隊使用による空港発展への支障の有無、公害防止協定に基づく事前協議内容、自衛隊が利用する県又は国管理空港の状況、今回の要請に対する県のスケジュール感及び今後の対応方針
◎「佐賀空港の防災拠点化」に係る政策提案の概要や熊本地震発生直後の佐賀空港活用状況及び今回の政策提案と防衛副大臣による防災拠点化発言との関係性
◎県内の活断層の状況と災害に対する県民の意識啓発や自主防災組織の充実・強化の取組方針及び熊本地震を踏まえた今後の災害対応
◎ふるさと納税制度による寄附実績などの現状や推移、寄附実績増加の要因及び県に対する寄付金の活用状況
◎地方創生応援税制に係る税のシステム改修内容、税制の趣旨や概要及び制度の問題点と活用方針
◎昨年度実施した「さが段階チャレンジ交付金」の事業効果とフォローアップ状況及び今年度創設した「さが未来スイッチ交付金」の目的と内容並びに昨年度との相違点
◎九州佐賀国際空港の収支状況と空港が果たす役割及び「佐賀空港がめざす将来像」の実現に向けた今後の取組方針
◎「日本遺産認定」制度の概要、「肥前窯業圏」の認定後の効果と有田焼創業400年事業との連携状況及び認定を契機とした今後の取組方針
◎三重津海軍所跡の来場者数の推移、世界遺産登録後の取組状況、佐賀市による「ぐるっと世界遺産観光バス」運行の取組状況及び佐賀市と連携した今後の活用推進の取組み
◎スポーツ合宿やキャンプ誘致の目的・効果と取組実績及びラグビーワールドカップや東京オリンピックなど国際大会に向けた今後の展開
◎平成35年国民体育大会・全国障害者スポーツ大会に向けた3つのレガシー(遺産)実現や競技力向上への取組状況及び県総合運動場などの県有スポーツ施設整備の方向性
◎観光振興の意義やこれまでの取組成果及び熊本地震に伴う旅行割引キャンペーンや観光地域づくりの推進主体としてのDMO育成支援の概要
などの質疑が行われました。
最後に、4月臨時会から引き続き審査中の
1、財政確立について
1、政策の企画・調整について
1、危機管理・報道行政について
1、総務行政一般事項について
1、地域交流行政について
1、文化・スポーツ交流行政について
以上6件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、総務常任委員長の報告を終わります。