地方においては、 住民が安心して豊かな生活ができる、 活力と潤いのある地域社会を実現することが求められており、 当県においても、 豊かさやときめきを最も実感できる県、 すなわち 「住みたい県日本一」 を目指し諸施策の推進に努めているところである。
当県においては、 交通手段としての自動車の役割が非常に大きく、 豊かな生活、 活力ある地域づくりを実現するため、 緊急かつ円滑な道路整備を図る必要がある。
なかでも、 「県内主要都市間55分圏」 構想に基づく幹線道路網の整備、 有明佐賀空港の利便性を高めるアクセス道路の整備等、 安全かつ円滑・快適な道路交通を確保するための道路整備を鋭意進めているところであるが、 いまだ十分な整備水準にはなく、 県民からの道路整備に対する要望は極めて強いものがある。
よって、 国会及び政府におかれては、 かかる地方の実情を十分理解され、 道路整備の促進が図られるよう、 次の事項について強く要望する。
1 . 平成10年度を初年度とする新道路整備五箇年計画を着実に推進し、 期間内に完全に達成するため、 道路整備予算を十分確保するとともにそのために必要な道路特定財源制度を堅持すること。
2 . 整備が遅れている地方の高規格幹線道路から市町村道路に至るまでの道路網の整備を促進するため、 一般財源を投入して道路整備費を拡大し、 道路整備予算を地方へ重点配分すること。
以上、 地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成12年7月 日
佐 賀 県 議 会
衆議院議長 綿 貫 民 輔 様
参議院議長 斎 藤 十 朗 様
内閣総理大臣 森 喜 朗 様
大 蔵 大 臣 宮 澤 喜 一 様
建 設 大 臣 扇 千 景 様
自 治 大 臣 西 田 司 様
国土庁長官 扇 千 景 様
以上、 意見書案を提出する。
平成12年7月12日
池提出者 本山 光二 宮原 岩政 土井 正之 近藤 定信
有浦 慥綱 水田 唯市 富崎 一巳 吉田 欣也
田 義正 篠塚 周城 堀田 一治 留守 茂幸
宮崎 繁則 峰松 節治 乗田 寿 石丸 博
石井 秀夫 山口 隆敏 富崎 三郎 岸本 英雄
木原 奉文 伊東 猛彦 緒方 勝一 宮原 久
稲富 康平 藤瀬 正男 稲富 正敏 竹内 和教
中倉 政義 福島 光洋 坂井 俊之 佐野 辰夫
藤木卓一郎 岩田 和親 牛嶋 博明 木下 治紀
伊藤 豊 増本 亨 宮崎 泰茂 楢崎 近
佐賀県議会議長 宮 原 岩 政 様