世界の恒久平和は、 人類共通の願いである。
核兵器を廃絶し、 21世紀を戦争のない、 平和で安心して暮らせる時代にすることは、 今を生きる私たちに課せられた最大の責務である。
近年、 世界は包括的核実験禁止条約など、 核軍縮に向けた対話と協調の時代へと転換しようとしている。 しかし、 今なお、 アメリカ、 ロシアをはじめ大量の核兵器が厳然と存在し、 核保有国の拡大も懸念されるなど、 世界の平和と人類の生存に大きな脅威を与えている。
私たちは、 世界最初の核兵器、 原子爆弾を被爆した国民である。
広島、 長崎のあの惨禍を再び繰り返してはならず、 核兵器の恐ろしさ、 核兵器の廃絶を全世界の人々に訴え続けていかなければならない。
もはや帰らぬ死者たちの思いを受け止め、 今日に生きる私たちは決意する―、 21世紀は核兵器のない平和の世紀であることを。
佐賀県議会は、 世界の恒久平和と、 核兵器がすべての国から一日も早く廃絶されることを願い、 新しい世紀を迎えた今、 ここに 「核兵器廃絶・世界の恒久平和を希求する2001年佐賀県宣言」 を行う。
以上、 決議する。
平成13年3月 日
佐 賀 県 議 会
以上、 決議案を提出する。
平成13年3月22日
提出者 全議員
佐賀県議会議長 宮 原 岩 政 様
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