平成28年9月定例会 決議案と採決状況
決第3号
可決
北朝鮮による核実験及びミサイル発射に抗議する決議(案)
北朝鮮は、我が国をはじめ国際社会の累次にわたる自制要請を無視し、本年に入って既に21発の弾道ミサイルの発射とともに、9月9日には5回目となる核実験を強行した。
潜水艦から発射されたとされる弾道ミサイルは、我が国の防空識別圏内にまで到達し、さらに加えて弾頭能力が高まる今回の核実験に関しては、その規模は過去最大とも言われている。このことは、我が国に対する直接的脅威であり、極めて強く非難する。
今回の北朝鮮による核実験の実施は、国連安保理決議第2270号をはじめ関連安保理決議に対する明確な違反であるばかりか、核兵器不拡散条約(NPT)を中心とする国際的な軍縮・不拡散体制に対する重大な挑戦である。また、日朝平壌宣言や六者会合共同声明にも違反し、北朝鮮との対話を通じた問題解決に向けた動きにも逆行するものであり、断じて容認できるものではない。
よって本県議会は、北朝鮮に対し、核実験及びミサイル発射の行為に断固抗議するとともに、核武装強化が北朝鮮自身にとっていよいよ国際的孤立を深める結果しか招かないことを強く指摘し、二度とこのような行為を繰り返すことのないよう強く求める。
また、政府及び国会におかれては、唯一の被爆国としての立場も鑑み、国際社会が一致結束し、北朝鮮に対して制裁措置の全面的で厳格な実施を求めるとともに、平和的解決に向け、抜本的な政治的・外交的努力により国連決議の遵守を北朝鮮に働きかけるよう強く求めるものである。
以上、決議する。
平成28年10月 日
佐 賀 県 議
会
以上、決議案を提出する。
平成28年10月3日
提出者 留 守 茂 幸 石 丸 博 石 井 秀 夫 武 藤 明 美
木
原 奉 文 稲 富 正 敏 竹 内 和 教 中 倉 政 義
藤木 卓一郎 石 倉 秀 郷 桃 崎
峰 人 土 井 敏 行
指 山 清 範 大 場 芳 博 内 川 修 治 岡 口 重 文
原 田 寿 雄 徳 光 清 孝 宮 原 真 一 坂 口 祐 樹
藤 崎 輝 樹 向 門
慶 人 米 倉 幸 久 八 谷 克 幸
定 松 一 生 川 﨑 常 博 江 口 善 紀 古 賀 陽
三
井 上 常 憲 池 田 正 恭 野 田 勝 人 中 本 正 一
西久保 弘克 木 村 雄 一 青 木 一 功 井 上 祐 輔
佐賀県議会議長 中倉 政義 様