平成28年9月定例県議会
委員長報告
総務常任委員会
委員長 坂口 祐樹
総務常任委員長の報告をいたします。
9月16日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、9月23日及び26日の両日、委員会を開催し、「鹿島新世紀センター」及び「九州新幹線西九州ルート建設現場」への現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第38号議案中、本委員会関係分、甲第39号議案及び乙第45号議案、以上3件の議案を一括して採決した結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、乙第41号議案、乙第42号議案、乙第53号議案及び乙第54号議案、以上4件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、乙第56号議案、「教育委員会委員の任命について」を採決した結果、全会一致をもってこれに同意することにいたしました。
次に、乙第57号議案、「公安委員会委員の任命について」を採決した結果、全会一致をもってこれに同意することにいたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
1、九州佐賀国際空港について、滑走路の延長をはじめとした施設の機能強化を着実に図るとともに、新規路線の誘致や増便にも積極的に取り組まれたい。
などの意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 熊本地震に対する今回の支援内容と今回の経験を踏まえた今後の災害対策のあり方
◎ 熊本地震の現場経験を踏まえた災害対応力の向上を図る県の震災対策の必要性
◎ 原子力災害に関する県民への周知や実際の避難行動を意識した避難訓練、災害時の適切な除染及び複数の避難経路の必要性
◎ 大規模地震発生時の放射線防護対策施設への対応方針や福祉車両整備に係る九州電力との協議状況
◎ 県内消防団の現状と団員確保対策及び地域防災力に対する住民の理解促進の取組み
◎ 佐賀空港の自衛隊使用要請に係る防衛省による住民説明会や佐世保市防災訓練におけるオスプレイ飛行の状況及び有明海漁協による九州防衛局への質問・照会状況や佐賀空港の将来の使用・発展への支障に対する認識並びにこの問題に対する今後の対応
◎ 公害防止協定に基づく事前協議の考え方や付属資料の解釈、今後の有明海漁協との協議の進め方と県のスケジュール感や方向性の明確化の必要性及び受け入れないという判断の可能性とその際の意見集約方法
◎ 「地域振興」の基本的な考え方と県が行っている具体的な取組内容及び今後目指すべき地域の姿
◎ 市町の学校施設整備に係る財源確保の状況と国からの補助金が未確保の要因及び県としての今後の対応方針
◎ 九州陶磁文化館における展覧会のこれまでの開催状況と今後の開催方針、入館者増や県内の子ども達に対する具体的取組状況
◎ 佐賀県観光戦略策定の意義と戦略に基づく取組状況とその評価及び今後の新たな観光戦略
などの質疑が行われました。
最後に、6月定例会から引き続き審査中の
1、財政確立について
1、政策の企画・調整について
1、危機管理・報道行政について
1、総務行政一般事項について
1、地域交流行政について
1、文化・スポーツ交流行政について
以上6件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、総務常任委員長の報告を終わります。