意見書案と採決状況(平成13年2月第2号) 最終更新日:2001年3月22日 意第2号 可 決 間伐の緊急かつ効果的な取り組みに関する意見書 (案) 今日、 我が国では戦後造林地の多くが間伐期を迎え、 緊急に間伐を行う必要がある森林は、 約150万ヘクタールと言われている。 国においては、 平成12年度から間伐の推進や間伐材の利用促進などの取り組みを強化した緊急間伐総合対策が創設されたところである。 また、 当県においても、 間伐の推進を林政の重要課題として位置づけ、 県単独事業や市町村独自による助成制度を設けるなど、 各種施策を積極的に推進しているところである。 しかしながら、 これまで各種の支援策が講じられてきたにもかかわらず、 木材価格の長期にわたる低迷や経営コストの上昇による採算性の悪化などから、 森林所有者の経営意欲が失われ、 これまで育ててきた森林も手入れが十分になされない状況にある。 よって、 国会及び政府におかれては、 国土の保全や水資源のかん養など森林の公益的機能を高度に発揮させるため、 緊急間伐総合対策を強力に推進されるとともに、 特に森林所有者の自助努力だけでは適正な管理が困難な森林については、 治山事業による森林整備など公的な関与による森林の整備を推進されるよう強く要望する。 以上、 地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成13年3月 日 佐 賀 県 議 会 衆 議 院 議 長 綿 貫 民 輔 様 参 議 院 議 長 井 上 裕 様 内閣総理大臣 森 喜 朗 様 財 務 大 臣 宮 澤 喜 一 様 農林水産大臣 谷 津 義 男 様 林 野 庁 長 官 中 須 勇 雄 様 以上、 意見書案を提出する。 平成13年3月22日 提出者 全議員 佐賀県議会議長 宮 原 岩 政 様