我が国で国民皆保険が実現して以来、 医療保険制度は医療提供体制の整備とともに、 国民の 「安心」 と生活の 「安定」 を支え、 世界最高水準の平均寿命や高い保健医療水準を実現してきた。
しかしながら、 急速な高齢化、 経済の低迷、 医療技術の進歩、 国民の意識の変化など、 医療制度を取り巻く環境は大きく変化しており、 将来にわたり医療制度を持続可能な制度へと再構築していくために、 その構造的な改革が求められている。
このため、 国においては、 医療保険体制を今後とも国民皆保険として長期的かつ安定的に運用できるよう、 制度の抜本的見直しが進められている。
誰もが安心して良質な医療を受けられる医療制度は国民の願いであり、 医療制度の改革は、 国民生活に直結する重要課題である。
よって、 国会及び政府におかれては、 十分な議論と検討を行い、 次の事項について特段の配慮がなされるよう強く要望する。
1. 国民皆保険制度を堅持すること。
2. 患者負担の適正化と社会保障の充実を図ること。
3. 老後も安心して暮らせる医療制度とすること。
以上、 地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成14年 月 日
佐 賀 県 議 会
衆 議 院 議 長 綿 貫 民 輔 様
参 議 院 議 長 井 上 裕 様
内閣総理大臣 小 泉 純 一 郎 様
総 務 大 臣 片 山 虎 之 助 様
財 務 大 臣 塩 川 正 十 郎 様
厚生労働大臣 坂 口 力 様
以上、 意見書案を提出する。
平成14年3月22日
提出者 本山 光二 宮原 岩政 土井 正之 近藤 定信
富崎 一巳 吉田 欣也 池田 義正 篠塚 周城
堀田 一治 留守 茂幸 宮﨑 繁則 峰松 節治
石丸 博 石井 秀夫 山口 隆敏 富﨑 三郎
岸本 英雄 木原 奉文 伊東 猛彦 楢崎 近
緒方 勝一 宮原 久 稲富 康平 藤瀬 正男
稲富 正敏 竹内 和教 中倉 政義 福島 光洋
坂井 俊之 佐野 辰夫 藤木卓一郎 岩田 和親
佐賀県議会議長 宮 原 岩 政 様
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