平成28年11月定例県議会
委員長報告
総務常任委員会
委員長 坂口 祐樹
総務常任委員長の報告をいたします。
12月6日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び請願並びに継続審査中の事件につきまして、12月9日及び12日の両日、委員会を開催し、「平之分校活性化協議会」及び「いきいき唐津株式会社」への現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第40号議案中、本委員会関係分、乙第67号議案及び乙第69号議案、以上3件の議案を一括して採決した結果、賛成者多数をもって、原案のとおり可決いたしました。
次に、乙第62号議案から乙第66号議案まで5件、乙第71号議案、乙第72号議案、乙第74号議案、乙第80号議案及び乙第81号議案、以上10件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、乙第84号議案、「教育委員会委員の任命について」を採決した結果、全会一致をもってこれに同意することにいたしました。
次に、乙第85号議案、「土地利用審査会委員の任命について」を採決した結果、全会一致をもってこれに同意することにいたしました。
次に、請第4号請願「私学助成の大幅増額・教育費の保護者負担の軽減・教育条件の改善を求める請願書」について採決した結果、全会一致により採択となりました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
1、原子力災害時の避難計画は、想定外の場合でも柔軟に対応できるよう策定し、あわせて、住民に対して理解促進に努められたい。
1、緊急経済対策については、ハード事業を中心に偏ることなく、県民生活の安全安心につながる施策を吟味のうえ実施されたい。
1、九州佐賀国際空港については、給油体制をはじめとした施設の機能強化を図り、増便や新規路線の誘致に積極的に取り組まれたい。
などの意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。
◎ ヘリコプター部隊の佐賀空港移駐に伴う目達原駐屯地の将来像、地元町財政や地域経済への影響、これまでの情報提供状況及び今後の対応方針
◎ 私学助成の目的や実績、保護者負担の軽減状況及びさらなる充実の必要性
◎ 九州新幹線西九州ルートのフル規格化への考え方、フリーゲージトレイン開発の現状と断念された場合の対応及び佐賀空港経由によるフル規格整備に対する認識
◎ 九州新幹線西九州ルートにおけるフリーゲージトレインの不具合の状況、検証走行試験の計画内容及び「リレー方式の固定化」や「山陽新幹線への乗り入れ」への懸念に対する認識
◎ 地域公共交通に係る地域の実情に合わせた交通政策の必要性及び高齢者等の身近な移動手段の確保に向けた交通部門以外の他部門との連携をはじめとした今後の取組み
◎ 地域公共交通確保のための量的充実の重要性、運転免許自主返納者に対する移動支援の現況と県下全域での支援の必要性及び今後の関係部署等との連携策
◎ 明治維新百五十年事業の目的、現在の情報発信内容、国の「明治百五十年関連施策推進室」や民間企業等との連携の必要性及び今後の取組み
などの質疑が行われました。
最後に、9月定例会から引き続き審査中の
1、財政確立について
1、政策の企画・調整について
1、危機管理・報道行政について
1、総務行政一般事項について
1、地域交流行政について
1、文化・スポーツ交流行政について
以上6件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、総務常任委員長の報告を終わります。