清潔にして公正な政治は議会制民主主義の根幹をなすものであり、国民の厳粛な信託に基づき選出された議員の任務は重大で、議員もまた姿勢を正して行動すべきである。
しかるに、今般、坂井隆憲衆議院議員が政治資金規正法違反容疑により逮捕されたことは、選挙民である本県民に対する背信行為であり、さらには、国民の政治への信頼を失墜させるものであり、極めて遺憾である。
今後、徹底した真相究明がなされることになるが、政治家や秘書に関する政治と金をめぐる問題は厳しく問われなければならず、その政治的、道義的責任は極めて重大と言わざるを得ない。
よって本県議会は、国民の政治不信を解消し信頼を取り戻すため、坂井隆憲衆議院議員が、事の重大性を認識の上、その責任を明らかにし、ただちに議員を辞職するよう強く求めるものである。
以上、決議する。
平成15年3月 日
佐 賀 県 議 会
以上、決議案を提出する。
平成15年3月11日
提出者 全議員
佐賀県議会議長 近 藤 定 信 様
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