議案等の審議結果
平成29年2月定例県議会
委員長報告
文教厚生常任委員長報告
委員長 岡口 重文
文教厚生常任委員長の報告をいたします。
3月6日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、3月9日及び10日の両日、委員会を開催し「県重要文化財有田異人館」及び「さが西部クリーンセンター」への現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第1号議案中、本委員会関係分、甲第3号議案、甲第13号議案、甲第15号議案及び乙第6号議案から乙第11号議案まで6件、以上10件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案等についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
1、指定障害児通所支援事業者の指定誤り事案について、実地指導における人員基準の重点的な確認など、組織としてのチェック体制強化により再発防止を図り、信頼回復に努められたい。
1、介護者レスパイトの推進に向け、そのニーズの把握に努め、訪問看護等、新たな支援の検討を行い継続的・効果的なサービスの提供に努められたい。
との意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。
◎県内社会教育委員の現況及び活性化のための県の支援状況と今後の在り方
◎本県の在宅医療普及の現状と課題、その充実に向けた取組と成果及び在宅医療と介護の連携の現状と今後の取組み並びに自宅等における看取りの普及のための取組み
◎県内市町における国民健康保険財政の現況と制度改革における公費拡充策及び医療費適正化に向けた取組み
◎県内の犬猫の殺処分ゼロに向けた取組内容と今後の取組み
◎児童心理治療施設の県内設置の背景や狙い及び今後の施設運営に対する県の関わり方
◎小学校就学後の子どもの医療費助成に係る現物給付化の経緯及び市町の財政負担増に対する支援の必要性
◎スクールソーシャルワーカー活用事業の現況と成果、課題、更なる拡充に向けた取組みや、身分・処遇の改善策及び事業の今後の方向性
◎県実施の「いじめアンケート」の概要、把握したいじめへの対応や今後の効果的なアンケートに向けた調査・研究の必要性及びいじめに対応する学校への支援内容
◎文科省による県内のいじめ調査結果と、その結果を踏まえた今後の対応、覚知と認知の手続内容、具体的いじめ事案への学校の対応状況と覚知件数公表の必要性
などの質疑が行われました。
最後に、11月定例会から引き続き審査中の
1、県民環境行政について
1、健康福祉行政について
1、男女参画・子育て行政について
1、教育の振興について
以上4件につきましては、なお調査検討を要するため閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。