議案等の審議結果
平成29年6月定例県議会
委員長報告
文教厚生常任委員長報告
委員長 宮原 真一
文教厚生常任委員長の報告をいたします。
6月21日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、6月26日及び27日の両日、委員会を開催し「国立病院機構佐賀病院」及び「国史跡大隈重信旧宅」への現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第33号議案中、本委員会関係分を採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
1、県内待機児童問題の大きな要因である保育士不足解消のため、技能、経験に応じた処遇改善や相談体制の充実を図り、保育士が働きやすい環境づくりの構築に努められたい。
などの意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎県外CSO誘致の実績や、熊本地震の際や県内での活動状況及び今後の誘致活動の取組み
◎全国の原子力発電所の廃炉決定状況、玄海原子力発電所1号機の廃止措置計画の概要と、廃炉作業中の安全対策、廃炉に伴う費用
◎自殺者の現況と若年者に対する防止対策、佐賀県自殺対策基本計画の検証と見直しの状況及び学校教育における自殺予防の取組状況
◎障害者・難病患者の就労の現状と、その支援状況、在宅就労の現状と課題及び今後の県の取組み
◎国民健康保険行政の現況と、広域化に向けたスケジュールや課題、県内市町からの意見、広域化による保険税減免制度への影響と国保税の一本化の考え方
◎家庭的養護推進計画の概要や進捗状況、児童養護施設等の課題と今後の取組み及び計画推進に向けた今後の展望
◎県の教員採用試験における優秀な教員確保のための改善策や、郷土愛や専門性の高い人材の確保策及び県教育委員会として求める教師像
◎教育職員の病気休職者、現職死亡者の状況と、医師による面接指導状況及びメンタルヘルス対策や職場環境づくりへの取組み
◎学校給食の実施状況とその教育的役割と意義、食育の実施状況と充実策
◎これまでの学校給食への異物混入の現況と対策、佐賀市内の中学校で発生した乾燥剤混入事案の経緯と今後の対応
などの質疑が行われました。
最後に、2月定例会から引き続き審査中の
1、県民環境行政について
1、健康福祉行政について
1、男女参画・子育て行政について
1、教育の振興について
以上4件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。