今定例会において、26の県有施設について指定管理者の提案がなされ、一般質問や各常任委員会において、多くの議員から質問や質疑がなされた。
その中で明らかになったように、今回提案されている指定管理団体の中には、選定結果について僅差である場合の取り扱いや、県が標榜しているローカル発注・経費縮減の観点など配点のあり方について、再検討を要すると思われる事例が見られた。
指定管理者制度は、公共的団体等に限られていた公の施設の管理を民間事業者に開放し、その能力を活用することにより、県民サービスの向上を図るとともに、経費の節減を図ることを目的としているが、今回の選定結果の一部については、その目的が十分に達成されたかどうか疑問に思われるものがあったと言わざるを得ない。これは、ひとつには、問題となった点について、県の統一された指定基準が示されていないことに起因しているものであると思われる。
よって執行機関におかれては、今後、指定管理者の指定を行う際には、議会で議論があった点について十分意を用い、僅差である場合の取扱基準を設けるなど、指定管理者制度の目的が十分に達成できるような指定ができるよう、指定基準の見直しについて配慮されるよう要請する。
以上、決議する。
平成20年12月 日
佐 賀 県 議 会
以上、決議案を提出する。
平成20年12月18日
提出者 原口義己 吉田欣也 篠塚周城 堀田一治 留守茂幸
石丸博 石井秀夫 木原奉文 伊東猛彦 稲富康平
稲富正敏 竹内和教 中倉政義 福島光洋 藤木卓一郎
岩田和親 楢崎近 石倉秀郷 桃崎峰人 土井敏行
峰達郎 指山清範 古賀善行 大場芳博 石井久起
田崎信幸 岡口重文 原田寿雄 宮原真一 坂口祐樹
牛嶋博明 太田記代子 末安善徳 内川修治 徳光清孝
藤崎輝樹 伊藤豊 宮崎泰茂 向門慶人
佐賀県議会議長 石 丸 博 様