三笠フーズをはじめとする今回の農薬やカビに汚染されたMA米の流通については、本県のみならず、全国的に国民を不安におとし入れた。これまであきらかになったところでは、数年前から行われており、それが消費者国民の口に入ったことは、健康被害発生の有無にかかわらず、国民にとって許しがたい行為であり、悪徳業者の責任は重大である。
さらに、汚染米とわかっていながら流通をさせていた農林水産省の責任も重大である。今後、このようなことが起こらないよう、関係機関は連携し、再発防止にあたるとともに、食に対する安全性の確保と国民の信頼を回復するために努力されるよう、下記のことを強く求める。
記
1 安全・安心な食料確保のために、国内自給率を高める施策を講じること。
2 MA米の流通・管理責任は、国の責任としてしっかり行うようあらためること。
3 MA米など輸入食品の検疫体制を充実強化すること。
4 汚染米の流通経路を国民にあきらかにするとともに関係各社に商品を回収さ せること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成20年10月 日
佐 賀 県 議 会
衆議院議長 河 野 洋 平 様
参議院議長 江 田 五 月 様
内閣総理大臣 麻 生 太 郎 様
農林水産大臣 石 破 茂 様
消費者行政推進担当大臣 野 田 聖 子 様
以上、意見書案を提出する。
平成20年10月 6日
提出者 全 議 員
佐賀県議会議長 石 丸 博 様
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