九州電力へMOX燃料自主検査のデータ公表を求める決議(案)
九州電力玄海3号機に導入する予定のプルサーマルに使用するMOX燃料について、このほど九州電力と同じフランス・メロックス社で製造した関西電力ペレットに、品質が確認できないために使用禁止となったものが16体中4体あり、廃棄するとされたメロックス社は「使用可能」と説明したが、関西電力はより詳細なデータの提供を拒否されたため品質を確認できないと判断したもようである。
このことは、関西電力の自主検査によってあきらかになったが、九州電力が玄海で使用する分にも、関西電力の自主検査で不適合品としたものと同じような状態のものが含まれている可能性がある。
九州電力におかれてはMOX燃料の検査データを佐賀県と県民に公表して、事故を避けるために努力をおこなわれるよう強く求めるものである。
なお、佐賀県は、九州電力が検査データをあきらかにするまでは、MOX燃料を玄海3号機に装荷しないようにすることを決議する。
平成21年10月 日
佐 賀 県 議 会
以上、決議案を提出する。
平成21年10月2日
提出者 牛嶋博明 太田記代子 末安善徳
内川修治 徳光清孝 藤崎輝樹
武藤明美 宮崎泰茂
佐賀県議会議長 留 守 茂 幸 様
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