議案等の審議結果
平成29年9月定例県議会
委員長報告
農林水産商工常任委員長報告
委員長 八谷 克幸
農林水産商工常任委員長の報告をいたします。
9月21日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、9月26日、及び、27日の両日、委員会を開催し、「JAキャトルステーション」及び「国営かんがい排水事業/多久揚水機場」への現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、ただちに採決に移り、乙第39号議案から乙第41号議案まで、以上三件の議案を一括して採決した結果、賛成者多数をもって、原案のとおり可決いたしました。
次に、甲第35号議案中、本委員会関係分、乙第35号議案及び乙第36号議案、以上3 件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、付託議案所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 県による、働き方改革推進の意義と、県内企業における働き方改革推進の課題と今後の取組み
◎ GAP(農業生産工程管理)の推進方針と、具体的な取組み状況及び推進の課題と今後の展開に向けた取組み
◎ 県内中小企業の現状と課題及び今後の取組み並びに小規模企業振興基本法制定の経緯と現状認識及び県による、中小企業振興条例制定の必要性
◎「産業人材確保緊急支援事業」の目的と、成果や課題及び事業期間終了後の対応策
◎「佐賀さいこうUJI就職応援事業」の、取組みの背景と事業目標である県内企業への就職者「500名」の見通し
◎ 農業における、日EU・EPA交渉の、大枠合意後の国の動きと、県の対応
◎ 県内の、農産物等直売所の現状と、今後の展開方針
◎ 有害鳥獣捕獲のための、狩猟免許取得の現状と課題、今後の担い手の確保・育成のための取組み
◎ 農業者のための、収入保険制度の概要と、運用に向けたスケジュール及び今後の円滑な推進のための、制度周知策
◎ 中山間地域等直接支払制度の必要性と、推進の取組み
◎「捕獲班」の設置による、地域ぐるみでの有害鳥獣の捕獲体制整備の取組み
◎ 農地中間管理事業の実施状況と、事業活用にあたっての課題を踏まえた今後の推進方針
◎ 県育成カンキツ「佐賀果試35号」の、品種の特徴と導入スケジュール及び現地導入に向けた取組み
◎ キャトルステーションの整備効果と利用状況、肥育素牛の、県内自給率向上を図る、生産拡大のための取組み
◎ 森林における間伐の重要性と、その実施状況及び県産木材利用促進のためのこれまでの取組み状況と今後の取組み
◎ 有明海におけるノリ養殖と漁場環境の関係及び有明海二枚貝資源回復加速化事業をはじめとした漁場環境改善の取組み
◎ 玄海地区における、魚介類の水揚げ状況と、藻場回復策など今後の水産資源回復のための取組み
などの質疑が行われました。
最後に、6月定例会から引き続き審査中の
1 産業労働行政について
1 農林水産行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を、議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、農林水産商工常任委員長の報告を終わります。