県土整備常任委員長報告
委員長 桃崎峰人
県土整備常任委員長の報告をいたします。
3月8日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、3月11日及び12日の両日、委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第1号議案中、本委員会関係分を採決した結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、甲第14号議案、乙第15号議案、乙第16号議案、乙第18号議案、及び乙第19号議案、以上、5件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見、及び要望の概要を申し上げます。
1、公園等におけるシルバー料金の導入については、高齢者の健康で活動的な暮らしを支援するため、吉野ヶ里歴史公園の他、嘉瀬川リバーサイドゴルフ場など、他の施設への導入も検討されたい。
1、汚水処理施設の整備については、地域の実情に即した整備手法により整備構想を見直すとともに、国に対し、地方が実施しやすい補助事業に見直されるよう要望されたい。
1、有明佐賀空港については、東京五便化の実現と収支改善に向け、マイエアポート運動の継続や国内外の路線開拓など、あらゆる可能性を探ったうえで 、佐賀空港の特性を生かした利活用推進に取り組まれたい。
1、九州新幹線の活用促進については、新鳥栖駅の開業効果を最大限に発揮させるため、魅力ある地域づくりの機運の更なる醸成を図るとともに、乗換え新駅を含めた周辺整備の促進、及び「さくら」の停車実現に向けた、強力な要望活動の実施に取り組まれたい。
との意見が出されました。
次に、所管事項一般として、申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 県土づくり本部の繰越の状況と事業量に対応した職員数の考え方
◎ 政府への政策提案の時期と提案項目、及び政策提案採否に係る情報公開の必要性
◎ 建設業者の経営基盤強化に向けた取組みの促進と、新分野進出に対する支援の強化、及び入札参加資格者数の削減に当たっての取扱い
◎ 県道北茂安三田川線における、交差点改良事業用地未登記の経緯と今後の対応
◎ 県内の都市計画区域の指定状況と線引きに関する県の考え方、及び都市計画制度の適切な運用と検証
◎ 観光振興、地域活性化に繋がる景観行政のこれまでの取組状況と今後の取組み
◎ 市町管理河川における、護岸と民地が一体となった河川整備の取扱い
◎ 壱岐水道における、海砂採取の現状と漁業等に及ぼす影響、及び長崎県との認可境界問題の状況
◎ 佐賀空港に関する公害防止協定の内容と普天間基地の移設問題に対する県の対応
◎ 交差点の安全対策、及び歩道橋の設置状況と横断歩道の併設による、高齢化社会への対応
◎ 県道中原鳥栖線の鳥南橋の事業化に向けた調査状況、及び周辺の道路事情と今後の整備計画
◎ 県内の道路橋の状況と、橋梁長寿命化修繕計画に基づく維持補修の取組み、及び県内市町における修繕計画の策定に対する県の対応
などの質疑が行われました。
最後に、11月定例会から引き続き審査中の
1、県土づくり行政について
1、交通政策行政について
1、災害対策について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、県土整備常任委員長の報告を終わります。
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