本県の養豚業は畜産業の中でも主要なものであるが、養豚業において豚コレラワクチン 接種事業の中止について不安が発生している。農林水産省ではこのたび豚コレラ撲滅事業の一環として豚コレラワクチン接種の中止を 平成12年秋をメドに全国的に進めようとされているが、これが中止されれば再び豚コレラが発生する危険に晒され、現状の撲滅事業では畜産業者にとってワクチンの中止は大変な死活問題となるとの大きな不安があり、また、ワクチン接種こそが豚コレラを予防する 最良の方策であるとの主張もなされているところである。よって政府におかれては、このような養豚農家の不安と危惧を取り除き、生産継続に向 かって支障をきたさないよう万全の措置を講じられるよう要望する。
以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成11年7月 日 |