教育費負担の公私間格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育
をすすめるための私学助成の大幅増額・教育費の保護者負担の
軽減・教育条件の改善をもとめる請願書
請願趣旨
私立学校は佐賀県の教育の重要な一翼を担っているが、教育条件において私立学校と公立学校との大きな格差が生じているのが現状である。
佐賀県の私学助成予算は、県当局や私学関係者の努力で生徒1人当たりの単価は年々増額されてきたが、いまだ公私間格差は大きく十分とは言えない。
また、今年度から国公立高校の無償化が実現した。同時に私立高校への就学支援金が支給され、保護者の学費負担は軽減された。しかし、依然として私立高校の保護者の学費負担は大きく、公私の格差感は広がっている。
教育格差をなくし、子どもたちにゆきととどいた教育を保障していくためには、授業料助成の拡充による保護者の経済的負担の軽減と経常費助成の増額による教育条件の改善及び教育施設の充実が必要である。
以上の趣旨から、以下の各事項をすみやかに実現していただくことを請願する。
1.ゆきとどいた教育をすすめるために教育予算を増額すること
(1)私学助成を拡充し、「経常費2分の1助成」をすみやかに実現すること
(2)教育環境整備の助成を拡充すること
2.すべての子どもの修学を保障するため、授業料減免制度や奨学金制度などを拡充すること
3.国に対して私立高校への就学支援金を増額するように働きかけること
平成22年12月3日
佐賀県議会議長 留守 茂幸 様
請願者 佐賀市駅前中央2丁目9番10号
佐賀学園高等学校振興会 会長 谷口祐次郎 外4団体(署名人数67,069名)
紹介議員 全議員
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