議案等の審議結果
平成30年2月定例県議会
委員長報告
総務常任委員長報告
委員長 原田 寿雄
総務常任委員長の報告をいたします。
3月7日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、3月12日及び13日の両日、委員会を開催し、「ゆめぷらっと小城」及び「農家民宿 具座」への現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、3月9日、セクシュアル・ハラスメント行為を行った県職員に対し、懲戒処分があったことから、3月12日の委員会の開会冒頭で、今回の事案について説明を求めました。県執行部から、本事案の説明と陳謝がありましたが、私の方から、県執行部においては、今年度、既に5件の懲戒処分事案が発生しており、こうした事案が繰り返されることは県民の信頼を損なうもので誠に遺憾であり、県執行部に対して猛省を求め、今後二度とこういうことが生じないように、改めて職員の綱紀粛正と服務規律の徹底を図り、信頼回復に努めるよう、委員長として強く申し入れを行いました。
引き続いて、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第1号議案中、本委員会関係分、甲第2号議案、甲第6号議案から甲第8号議案まで3件、甲第12号議案、甲第14号議案、乙第1号議案から乙第9号議案まで9件及び乙第33号議案から乙第35号議案まで3件、以上、19件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって、原案のとおり可決いたしました。
次に、乙第36号議案「人事委員会委員の選任について」を採決した結果、全会一致をもって、これに同意することにいたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました、付託議案等についての、主な意見の概要を申し上げます。
1 「肥前さが幕末維新博覧会」について、成功に向け、庁内を挙げた取組みや観光分野との連携等に努められたい。
1 「伝承芸能次世代継承事業」については、県内の伝承芸能の保存・継承に向け、継続的に取り組まれたい。
1 「総合運動場等エリアの整備」をはじめとする各種大型事業の実施にあたっては、県の財政負担軽減のため、国庫補助や民間資金等を積極的に活用されたい。
との意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 今後導入予定の消防防災ヘリコプターの活動内容や、運航方式の検討状況及び必要となる経費、財源の見込み
◎ 県内における救急救命士の現状や、消防防災ヘリコプターへの搭乗の検討状況
◎ 県内私立高等学校における障害者差別解消法の適用状況や、障害を有する生徒への合理的配慮の提供状況及び財政支援を含めた県の取組み
◎ 県職員の適正な勤務時間の管理や、職員アンケートの活用などによる働き方改革や、セクハラ・パワハラの未然防止の取組状況
◎ 今後の各種大型事業の実施にあたって必要となる県負担額や、平成35年度までの財政運営の見通し
◎ 九州佐賀国際空港の利用状況と、国内線・国際線の増便や空港施設の機能強化及び「佐賀空港がめざす将来像」実現のための今後の取組み
◎ 平成35年の国民体育大会・全国障害者スポーツ大会に向けた情報発信、市町及び競技団体との連携状況
◎ 全国障害者スポーツ大会への出場を目指した選手育成、指導者確保の取組み
などの質疑が行われました。
最後に、11月定例会から引き続き審査中の
1 財政確立について
1 政策の企画・調整について
1 危機管理・報道行政について
1 総務行政一般事項について
1 地域交流行政について
1 文化・スポーツ交流行政について
1 肥前さが幕末維新博について
以上7件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、総務常任委員長の報告を終わります。