議案等の審議結果
平成23年6月定例県議会
委員長報告
総務常任委員長報告
委員長 土井 敏行
総務常任委員長の報告をいたします。
6月21日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、6月24日及び27日の両日、現地視察を含めて委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第35号議案中、本委員会関係分を採決した結果、賛成者多数をもって、原案のとおり可決いたしました。
次に、甲第36号議案、乙第25号議案から乙第29号議案まで5件、及び乙第34号議案、以上7件の 議案を一括して採決した結果、全会一致をもって、原案のとおり可決いたしました。
次に、乙第41号議案「人事委員会委員の選任について」を採決した結果、全会一致をもって、これに同意することにいたしました。
次に、乙第42号議案「監査委員の選任について」を採決した結果、全会一致をもって、これに同意することにいたしました。
次に、乙第43号議案「収用委員会委員の任命について」を採決した結果、全会一致をもって、これに同意することにいたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概要について申し上げます。
1、「さがん駅伝サポート事業」については、多種多様なスポーツ競技がある中で、強化種目を駅 伝一種目に絞ったことが理解されにくい面もあるため、関係団体等と十分に連携を取り、この事業へのあらぬ批判を受けぬようしっかりと取り組まれたい。
との意見が出されました。
次に、所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎「佐賀県総合計画2007」の総括、及び「佐賀県総合計画2011(仮称)」策定にあたっての幅広い意見の反映と、県政の基本的課題への対応、並びに県民に関心を持って見てもらうための提供方法の工夫
◎「佐賀きずなプロジェクト」の取組状況と考え方、及び東日本大震災被災地の一日も早い復旧・復興に向けた今後の取組み
◎地上デジタル放送への移行に関する取組み、及びアナログ放送停波直後の応急対応
◎東日本大震災における防災上の課題と、地域防災計画の見直しへの反映、及び早期の計画策定
◎「佐賀県地域防災計画」の見直しに向けた県の考えと取組み、及び「原子力防災計画」の現状と、福島第一原発事故を受けた原子力防災訓練の見直し、並びにモニタリングポストの増設
◎原子力災害時における、被ばくの可能性のある傷病者の搬送体制、及び消防職員に対する放射線に関する正しい知識の習得のための研修、教育の一層の充実
◎消防広域化の背景とメリット・デメリット、及び広域化を進めるうえでの、地域住民の意見を踏まえた十分な議論の必要性
◎自主防災組織の組織化促進の取組みと県の支援、及び総合防災訓練における避難訓練の取組み
◎「消防広域化推進計画」の策定までの経緯、及び地域住民へのきめ細やかな対応を念頭においた今後の消防本部のあり方
◎指定管理者制度の運用に係る総務省通知の内容、及び施設の設置目的等に応じた募集のあり方
◎「行財政改革緊急プログラムver.2.1」の総括、及び新たな行財政改革の取組みにおける、公共投資予算の一定額確保の必要性、並びに税収増への様々な取組みと国への政策提案
◎佐賀県滞納整理推進機構の取組みの成果と課題、及び市町の徴収対策強化に向けた今後の取組み
◎県内の暴力団情勢と暴力団に対する警察の取組状況、及び暴力団排除条例の早期制定
◎高齢者や自転車利用者に対する事故防止対策、及びドライバーを中心とした安全意識向上への取組み
◎交通安全対策の現状と信号機の整備状況、及び地域の要望を踏まえた今後の取組み
などの質疑が行われました。
最後に、5月臨時会から引き続き審査中の
1、財政確立について
1、政策の統括及び調整について
1、経営支援一般事項について
1、警察行政について
以上4件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、総務常任委員長の報告を終わります。