議案等の審議結果
平成23年6月定例県議会
請願と採決状況
請第3号
不採択
玄海原発について住民説明会の開催を求める請願
請願趣旨
福島の未曾有の原発事故により原発の安全神話は崩れたと知事は県議会で答えられた。
「浜岡は危ない」という指摘を受け、「当面運転を止めます」と政府は実行したが、玄海原発の安全性について経済産業省・安全保安院は「大臣の指示は守られている」と玄海町や県などに説明している。
では、玄海は福島とどこがどう違うので、安全なのか。
内閣府原子力安全委員会の班目春樹委員長は、これまでの安全設計指針は間違っていたと明言し、指針を改定することになった。
そうであれば、改訂後福島の事故による被害の大きさを考えると、玄海で同様の事故が起きれば佐賀県内で甚大な被害が及ぶこととなる。特に、玄海原発は老朽化の激しいものを抱え、MOX燃料を使うものもあるなど、慎重な取り扱いが必要である。
私たち住民と子供たちの生命を守るためにも、国が住民に対する直接の説明会を佐賀県内各地で実施することを求める。
記
1.古川康県知事は、保安院など国の機関と九州電力を説明者とする住民に対する直接の説明会を佐賀県内各地において実施するよう国に求めることを佐賀県議会が採決すること。
平成23年6月20日
佐賀県議会議長 石井秀夫 様
請願者 佐賀市鍋島六丁目3-8
玄海原発プルサーマル裁判の会 石丸初美 外2団体
紹介議員 内川修治、徳光清孝、原康彦、江口善紀、武藤明美