議案等の審議結果
平成23年6月定例県議会
委員長報告
産業常任委員長報告
委員長 桃崎 峰人
産業常任委員長の報告をいたします。
6月21日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、6月24日及び27日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第35号議案中、本委員会関係分、乙第35号議案、及び乙第39号議案、以上3件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見、及び要望の概要を申し上げます。
1、事業所用太陽光発電は、設備導入にかかる多額の初期投資費用が普及を妨げる要因となっており、今後普及促進のために、誰がどの割合で費用負担するのがベストなのかといった、公的助成のあり方について検証されたい。
1、「さが農業経営多角化等支援事業」について、経営の多角化に取り組む農業者等に対する研修の実施や、身近に相談できる環境の整備に加え、農産物加工品の試作品づくりから商品販売へとステップアップする、事業者に対する幅広い支援にも努められたい。
1、林業の振興について、間伐材を低コストで搬出するために必要な、災害に強い森林作業道の整備を推進するとともに、建設資材や燃料用など様々な用途による間伐材の利用拡大に取り組まれたい。また、意欲のある森林所有者等の活動に対する支援にも努められたい。
との意見が出されました。
次に、所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 「さが農商工連携応援基金」事業の取組状況や農商工連携を進めるための課題、及び今後の取組み
◎ 県内の新エネルギーの導入状況や原子力に代わる代替エネルギーとしての可能性、及び企業誘致策としてのモデル的な工業団地の整備
◎ 新博多駅ビルを活用した観光PRのねらいや取組内容、及び「博多阪急」での県産品のPR活動や導入実績
◎ 魅力ある農業の確立に向けた、佐賀県「食」と「農」の振興計画のあり方
◎ 玄海地区内の漁協合併のスケジュールと、新漁協設立後の更なる合併推進に向けた取組み
◎ 農作業に伴う死亡事故や傷害事故の状況、及び事故防止の取組み
などの質疑が行われました。
最後に、5月臨時会から引き続き審査中の
1、農林水産商工行政について
1、生産振興行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、産業常任委員長の報告を終わります。