議案等の審議結果
平成23年6月定例県議会
委員長報告
県土整備常任委員長報告
委員長 藤木 卓一郎
県土整備常任委員長の報告をいたします。
6月21日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、6月24日及び27日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第35号議案中、本委員会関係分を採決した結果、賛成者多数をもって、原案のとおり可決いたしました。
次に、甲第37号議案、乙第33号議案、及び乙第36号議案から乙第38号議案まで3件、以上5件の議案を一括して採決の結果、全会一致をもって、原案のとおり可決いたしました。
次に、乙第40号議案「差押えによる国県補助金返還特別徴収金の徴収に係る異議申立てに対する決定について」を採決の結果、全会一致をもって本件異議申立てについては、これを棄却すべき旨答申を行うことに決しました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見の概要について申し上げます。
1、住宅リフォーム助成制度の制度設計について、市町が独自に上乗せ助成を行うなど、協調して取り組むことにより、事業効果がより大きなものとなるよう十分協議されたい。
1、住宅リフォーム助成制度の推進にあたり、過度の負担にならないよう市町の財政的な状況や、事務手続きの簡素化に配慮するとともに、市町等と連携して、工夫を凝らした周知方法により、多くの県民が利用できるよう努められたい。
との意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎公共事業予算の通常分及び経済対策分の投資的経費、予算執行額及び繰越額の推移、並びに予算執行に対する県土づくり本部の考え方
◎社会資本整備総合交付金等の制度概要とその内示額、及び平成23年度公共事業予算の確保に向けた取組み
◎県土づくり本部職員の時間外勤務の状況と職員の健康管理に関する取組み、及び二度と職員が亡くなるような事故が起きないための今後の対策
◎国及び国以外が実施する佐賀平野のクリークの整備促進の取組みと県・市町・地元それぞれの役割分担の状況
◎「嘉瀬川水系河川整備計画」の内容とスケジュール及び嘉瀬橋上流右岸側堤防の整備状況と今後の取組み
◎「新しい佐賀の森林づくりビジョン」のこれまでの総括と見直しの方向性
◎九州新幹線西九州ルートや、フリーゲージトレインの技術開発の現状と可能性及び過去の議会答弁との整合性
◎有明海沿岸道路、佐賀唐津道路、県道佐賀外環状線及び県道十五中原線など、幹線道路ネットワークやインターアクセス道路の整備状況及び今後の見通し
などの質疑が行われました。
最後に、5月臨時会から引き続き審議中の
1、県土づくり行政について
1、交通政策行政について
1、災害対策について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、県土整備常任委員長の報告を終わります。