議案等の審議結果
平成30年6月定例県議会
委員長報告
佐賀空港・新幹線問題等特別委員長報告
委員長 土井 敏行
佐賀空港・新幹線問題等特別委員長の報告をいたします。
本委員会の付議事件のうち、自衛隊等による佐賀空港使用に関する諸問題の調査に関する件につきまして、6月25日に委員会を開催し、防衛省大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官 小波 功 氏 他7名を参考人として招致し、意見聴取のうえ、質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、参考人より、「陸上自衛隊目達原駐屯地所属第3 対戦車ヘリコプター隊AH-64D墜落事故の中間報告」の項目について意見聴取の後、
◎ 今回の墜落事故を受けた県議会からの意見書で求めた要請に対する対応状況
◎ 陸上自衛隊内に設置された事故調査委員会に参加している外部有識者の概要とこれまでの審議内容
◎ メンテナンス・データ・レコーダーの解析状況
◎ 部品の破断状況の検証結果と想定される破断原因、現時点で事故原因を結論づけた理由
◎ 今回の事故原因となった部品の破断原因調査機関や破断原因による事故例の有無及び同部品の事故機への交換時期と他機種へ使用の有無
◎ 事故機の部品ごとの耐用年数や点検の頻度等、実施している定期整備の内容
◎ 自衛隊航空機事故原因の報告期間の根拠と事故調査中間報告に対する防衛省としての見解
◎ 近年の自衛隊機事故の概要や事故再発防止策
◎ 中間報告を行った翌日の防衛大臣によるオスプレイ安全性説明に関する発言に対する見解
◎ 県に対するオスプレイ安全性の説明時期等の今後の見通し
などの質疑が行われました。
最後に、自衛隊等による佐賀空港使用、佐賀空港の利活用、九州新幹線に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、佐賀空港・新幹線問題等特別委員長の報告を終わります。