佐賀県 佐賀県議会TOP総合トップへ佐賀県 佐賀県議会TOP総合トップへ
佐賀県 佐賀県議会佐賀県 佐賀県議会(スマホ版)
背景色 青黒白
文字サイズ 拡大標準

意見書案と採決状況(平成23年6月第8号)

最終更新日:

議案等の審議結果


意見書案と採決状況 


意第8号

可決


諌早湾干拓潮受堤防排水門の開門調査の開門方法について、
段階的開門から実施し、最終的に全開門を求める意見書(案)

 現在の有明海の状況をみると、ノリ養殖は、8年連続で生産日本一となるなど、順調な生産が続いているように見えるが、地区別にみれば、佐賀西部・南部では赤潮の発生により、ノリの色落ちが発生し、商品にならないノリが多くできるようになり、経営は不安定な状況のままである。
 また、二枚貝については、全体の漁獲量が未だ低迷が続いている中、タイラギについては、平成21年度は久しぶりの豊漁となったものの、平成22年度の漁獲は大幅に減少した。
 このように、漁業者は、先行きに不安を抱きながら操業している状況が未だ続いており、一日も早い有明海の再生が強く望まれている。
 一方、諫早湾干拓事業に係る潮受堤防の開門調査については、昨年12月に福岡高等裁判所の控訴審判決が確定し、平成25年12月までに開門調査を実施することが決定しているところである。
 国は、開門調査に係る環境影響評価の準備書(素案)を基に、開門調査に向けた関係者との協議に入ったところであるが、制限開門に導いているかのような準備書(素案)の示し方や、「制限開門」の採用を示唆した農林水産副大臣の発言等を考えると、有明海再生の観点から上告を断念し、判決を受け入れて開門調査を決定した菅総理大臣の思いを、本気で成し遂げようとしているのかという大きな疑問が残る。
 我々が望むのは、開門調査の実施により、有明海の環境を改善し、有明海の再生と沿岸の水産業、農業の振興を図ることである。
 ついては、諌早湾干拓潮受堤防排水門の開門調査の開門方法などについて、下記のとおり強く要望する。

                                 記

1 国は、5年間の常時開放を命じた福岡高裁の判決のとおり、排水門を常時開放することとし、排水門の開門方法については、段階的開門から実施し、最終的に全開門となるようにすること。

2 開門にあたっては、農業、漁業、背後地防災に影響がないよう万全の対策を講じること。

    以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

    平成23年7月 日

                                 佐賀県議会

  内閣総理大臣 菅  直人 様
 衆議院議長   横路 孝弘 様
 参議院議長   西岡 武夫 様
 農林水産大臣 鹿野 道彦 様
 環境大臣    江田 五月 様
 内閣官房長官 枝野 幸男 様

 以上、意見書案を提出する。

 平成23年7月5日

 提出者  全議員  

 佐賀県議会議長   石井秀夫 様 

このページに関する
お問い合わせは
(ID:6311)
佐賀県議会事務局   〒840-8570  佐賀市城内1丁目1-45  
(総務課)TEL:0952-25-7215  (議事課)TEL:0952-25-7216  (政務調査課)TEL:0952-25-7306  メール(共通):gikai@pref.saga.lg.jp

Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved. 佐賀県

佐賀県議会事務局

佐賀市城内1丁目1-45
(総務課)TEL:0952-25-7215
(議事課)TEL:0952-25-7216
(政務調査課)TEL:0952-25-7306
メール(共通):gikai@pref.saga.lg.jp
Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved.