議案等の審議結果
平成23年9月定例県議会
委員長報告
県土整備常任委員長報告
委員長 藤木 卓一郎
県土整備常任委員長の報告をいたします。
9月14日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、9月20日及び21日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第38号議案中、本委員会関係分を採決した結果、賛成者多数をもって、原案のとおり可決いたしました。
次に、乙第54号議案を採決した結果、賛成者多数をもって、原案のとおり可決いたしました。
次に、甲第40号議案、及び乙第51号議案から乙第53号議案まで3件、以上4件の議案を一括して採決の結果、全会一致をもって、原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概要について申し上げます。
1、有明佐賀空港の国際線専用施設は、しっかりとした有明佐賀空港の将来像を見据えたうえで、市場のニーズを十分考慮して整備を行うこととし、また、その建設工事は、県内業者へ発注できるよう検討されたい。
1、有明佐賀空港への春秋航空の就航に際して、今回の支援策に見合う佐賀県への経済波及効果など、十分な投資効果が発揮されるよう努められたい。
1、有明佐賀空港への春秋航空の就航を契機に、東京便の増便、及び国際貨物の利用促進、並びにチャーター便の定期便化など、新たな需要につながる取組みを、目標値を定めて推進されたい。
との意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎社会資本整備総合交付金等の減額による公共事業等への影響、及び予算の確保に向けた取組状況
◎建設業者と県との防災協定の締結状況、及び地域の建設業に配慮した発注区分の見直しなど受注機会の確保、並びに入札参加資格者数の縮減方針に関する県の考え方
◎生活排水処理施設の整備状況、及び「佐賀県生活排水処理施設整備構想」の見直しの内容と特徴、並びに市町村型浄化槽の実施状況と今後の事業推進の考え方
◎鹿島市七浦西部地区国道207号(西葉のJR交差部付近)の整備状況、及び母ヶ浦川の整備状況と洪水時の氾濫対策
◎九州新幹線西九州ルート開業に伴う時間短縮効果や事業費、及びフリーゲージトレイン実用化の判断時期と肥前山口~武雄温泉間の複線化の目途
◎有明海沿岸道路の鹿島諫早間への延伸の見通しと国道207号の4車線化の可能性
◎県東部地域の交通渋滞個所、及び幹線道路の整備状況と要望箇所に対する現在の取組状況
などの質疑が行われました。
最後に、6月定例会から引き続き審査中の
1、県土づくり行政について
1、交通政策行政について
1、災害対策について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、県土整備常任委員長の報告を終わります。