議案等の審議結果
平成23年9月定例県議会
委員長報告
産業常任委員長報告
委員長 桃崎 峰人
産業常任委員長の報告をいたします。
9月14日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、9月20日及び21日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第38号議案中、本委員会関係分、乙第57号議案、及び乙第58号議案、以上3件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見、及び要望の概要を申し上げます。
1、今回見直しを行う「『際立つ佐賀県』となるための5つの産業戦略」については、実行力のある産業戦略として、厳しい社会経済情勢に的確に対応し、佐賀県ならではの産業の育成や次世代産業の創出、海外市場の開拓などを行い、県内産業の振興を推進されたい。
1、メガソーラー事業の公募にあたっては、事業者に対する初期投資の支援を行わない条件で実施することとし、結果的に事業者からの応募が得られなかった場合には、その原因分析を行い、改めて事業者支援の是非を検討されたい。
1、今回見直しを行う「佐賀県『食』と『農』の振興計画」について、消費者から選ばれる農産物づくりと、それを支える人づくりを進めるとともに、農業経営の6次産業化やブランド力の強化に取り組み、生産者や消費者をはじめ関係団体が連携してこの計画を具体化することで、引き続き佐賀県の農業・農村の振興を図られたい。
との意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。
◎ TPP(環太平洋パートナーシップ協定)が農業へ及ぼす影響と、県におけるTPPの議論内容の国への提案
◎ 吉野ヶ里ニュー・テクノパーク跡地にメガソーラーを設置した場合の雇用の確保の見込みと、設置による景観への影響調査の実施
◎ スクミリンゴガイの発生と被害の状況、及び被害防止の対策
◎ 農業における免税軽油の使用状況と、国に対する軽油引取税の免税措置の継続の要望
◎ 高品質な県産肥育素牛の生産拡大を図るために必要な、キャトルステーションの整備促進や、繁殖農家への支援
◎ 県内の木材や竹材など林産物の生産や利用の状況、及びクリーク法面整備に使用する間伐材の生産体制強化の県の取組み
などの質疑が行われました。
最後に、6月定例会から引き続き審査中の
1、農林水産商工行政について
1、生産振興行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、産業常任委員長の報告を終わります。