議案等の審議結果
意見書案と採決状況
意第15号
否決
米軍機「オスプレイ」の国内配備と飛行訓練の中止を求める意見書(案)
日米政府は地元住民がこぞって反対しているにもかかわらず、墜落を繰り返す垂直離着陸輸送機MV22「オスプレイ」を、沖縄県の米海兵隊普天間基地へ配備しようとしている。
オスプレイは、開発段階から墜落を繰り返し、今年に入っても4月にアフリカ北部のモロッコで、6月には米フロリダ州の演習場で墜落事故を起こしている。
これらの原因は明らかにされていないが、オスプレイは飛行中にエンジンが停止した際に、機体の降下による空気の流れでプロペラを回し浮力を保つオートローテーション機能がなく、飛行中のエンジン停止で即墜落につながるなど、「6大欠陥」が指摘されている。
オスプレイが日本国内に配備されれば、オスプレイを使用しての低空飛行訓練が予定されており、その訓練ルートは九州にも及んでいる。
米軍機の飛行訓練により、これまでも重大事故が起きており、欠陥が指摘されているオスプレイが配備されれば、住民の安全に重大な危惧があると言わざるを得ない。
よって、国においては、オスプレイの日本国内配備を中止するよう強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成24年10月 日
佐賀県議会
内閣総理大臣 野田 佳彦 様
衆議院議長 横路 孝弘 様
参議院議長 平田 健二 様
外務大臣 玄葉 光一郎 様
防衛大臣 森本 敏 様
以上、意見書案を提出する。
平成24年10月3日
提出者 宮崎泰茂 武藤明美
佐賀県議会議長 石井 秀夫 様