議案等の審議結果
意見書案と採決状況
意第3号
可決
北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書(案)
北朝鮮による日本人拉致事件は、発生から既に30年以上が経過し、平成14年9月の日朝首脳会談において北朝鮮が日本人の拉致を認め、初めて謝罪を行ってからも、10年の歳月が流れようとしている。
この間、5人の拉致被害者の帰国が実現したものの、いまだ政府認定の拉致被害者や拉致の可能性があるすべての方々の消息がつかめていないなど、政府のこの問題に対する取り組みには物足りなさを感じざるを得ない。
特に政権交代後も拉致問題の解決に向けた具体策は示されず、その進展は一向に見られない。
こうした中、北朝鮮では昨年12月に金正日総書記が急死し、金正恩体制への移行が進むことで、拉致問題の転機となる可能性があることから、政府においてはこの機会を逃すことなく、拉致問題の解決に向け全力で取り組むことが強く求められている。
政府は、拉致被害者並びにご家族の多くが高齢となり、拉致問題の解決のためには一刻の猶予もないことを、改めて認識すべきである。
よって、国におかれては、全ての拉致被害者の早期帰国の実現のため、北朝鮮による人権の侵害をさらに一層世界に広く訴え、強固な国際連携の下に、北朝鮮政府に拉致被害者の再調査を強く求めるなど、拉致問題の解決に向け全力で取り組むよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成24年3月 日
佐賀県議会
内閣総理大臣 野田 佳彦 様
衆議院議長 横路 孝弘 様
参議院議長 平田 健二 様
外務大臣 玄葉 光一郎 様
内閣官房長官 藤村 修 様
拉致問題担当大臣 松原 仁 様
以上、意見書案を提出する。
平成24年3月22日
提出者 篠塚周城 留守茂幸 石丸 博 石井秀夫 木原奉文
伊東猛彦 稲富正敏 竹内和教 伊藤 豊 中倉政義
福島光洋 藤木卓一郎 石倉秀郷 桃崎峰人 土井敏行
峰 達郎 指山清範 古賀善行 大場芳博 内川修治
田崎信幸 岡口重文 原田寿雄 徳光清孝 宮原真一
坂口祐樹 藤崎輝樹 向門慶人 米倉幸久 八谷克幸
原 康彦 定松一生 川﨑常博 江口善紀 服巻稔幸
古賀陽三
佐賀県議会議長 石井 秀夫 様