議案等の審議結果
平成24年9月定例県議会
委員長報告
県土整備常任委員長報告
委員長 原田 寿雄
県土整備常任委員長の報告をいたします。
9月19日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、9月24日及び25日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第35号議案中、本委員会関係分、乙第63号議案、及び乙第65号議案から乙第68号議案まで4件、以上6件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概要について申し上げます。
1、九州新幹線西九州ルートの肥前山口~武雄温泉間の複線化事業について、平成34年度頃の開業に間に合うよう、スケジュール感をもって取り組まれたい。
また、沿線住民が懸念している運行本数増加による騒音や、踏切部の遮断回数増加による交通渋滞などを解消する対策を進められたい。
1、九州新幹線西九州ルートの建設投資効果を県内に波及させるため、県内企業の優先活用を積極的に促進されたい。
との意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 繰越明許費を今議会に提案する狙いや効果、及び予算繰越の主な理由と繰越額縮減のための今後の取組み
◎ 東日本大震災復旧・復興事業への県内建設業者の参入に対する県の支援
◎ 建設工事の入札制度に係る総合評価落札方式の現状とその評価、及び国の見直し内容とそれに対する県の対応、並びに地域区分の見直しや受注機会の確保など地域の建設業者に配慮した今後の入札制度の取組み
◎ 北山ダムの施設の現状や改修事業の内容と今後のスケジュール、及び工事のローカル発注への配慮の必要性
◎ 地域主権改革一括法の施行に伴い条例に委任された公営住宅や県道の構造基準の内容、及びそれぞれの条例化に向けた今後の検討状況とその進め方
◎ 黒川の河川改修計画の内容や進捗状況、及び今後の予定
◎ 森林環境税の目的や税収、及び主な事業内容やその実績と効果、並びに県民からの評価
◎ 森林環境税の継続や継続後の税額決定の理由、及び事業見直しの内容、並びに今後の事業実施の見通しや森林整備の取組み
◎ 有明佐賀空港上海線の利用状況と尖閣諸島問題の影響、及び利用促進のための今後の取組み
◎ 有明海沿岸道路の早期完成による有明佐賀空港への効果
◎ 有明海沿岸道路の整備目的や、大川佐賀道路・佐賀福富道路の進捗状況と事業促進に向けた今後の取組み、及び福富鹿島道路の取組みの現状と今後の見通し
◎ 六角川に架かる橋梁の進捗状況や県内企業へのローカル発注の必要性
などの質疑が行われました。
最後に、6月定例会から引き続き審査中の
1、県土づくり行政について
1、交通政策行政について
1、災害対策について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、県土整備常任委員長の報告を終わります。