議案等の審議結果
平成24年11月定例県議会
委員長報告
文教厚生常任委員長報告
委員長 指山 清範
文教厚生常任委員長の報告をいたします。
12月10日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び請願、並びに継続審査中の事件につきまして、12月12日及び13日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第38号議案中、本委員会関係分、乙第80号議案、乙第90号議案、及び乙第91号議案、以上4件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、乙第96号議案「教育委員会委員の任命について」を採決した結果、全会一致をもってこれに同意することにいたしました。
次に、請第1号請願「教育格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育をすすめるための私学助成の大幅増額、教育費の保護者負担の軽減、教育条件の改善を求める請願書」を採決した結果、全会一致により採択となりました。
次に、請第2号請願「ゆきとどいた教育を求める請願」を採決した結果、賛成者少数により不採択となりました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案等についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
1、子どもを取り巻くインターネット上の有害情報対策について、今回の佐賀県青少年健全育成条例の改正により、フィルタリングサービスの利用を促進することで、インターネットの利用に伴う危険性の減少を図られたい。また、学校非公式サイトへの接続の回避や、学校における情報モラル教育にも取り組まれたい。
1、特別支援学校における、生徒の就職を前提とした専門的教育を行う「職業コース」の設置を推進するとともに、応援していただける企業を新たに開拓し、関係者が連携することで、職業教育の一層の充実を図られたい。
との意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 職場におけるセクシュアル・ハラスメントの防止に向けた国や県の取組みと、事業所としての県庁の取組み
◎ 放課後児童クラブの現状と、4年生以上の児童の受け入れの課題、及び今後の受け入れの促進に向けた取組み
◎ 「バラエティ・アート・フェスタさが2012」の開催目的と内容、イベントの総括、及び今後の取組み
◎ 文化・スポーツ部における文化行政の取組方針と、県立美術館で実施した企画展の実績及び今後の方向性
◎ 「九州・山口の近代化産業遺産群」の構成資産の一つである三重津海軍所跡の位置付けと、世界遺産登録に向けた取組み
◎ 九州国際重粒子線がん治療センターの資金調達の状況、金融機関から融資を受けることになった経緯と償還計画の内容及び償還への対応、センター開設から先進医療開始までのスケジュール、及び治療を希望する県民に対する、受診しやすい環境の整備の必要性
◎ 第5期さがゴールドプラン21における、ショートステイの定床化に向けたスケジュール、新たな介護サービスの普及促進、認知症サポーターの養成状況と成果、及び各種の取組みの今後の展開に向けた県の姿勢
◎ 県内企業における障害者雇用の促進や福祉的就労施設の工賃向上に向けた今後の取組み
◎ 「世界で活躍する人材づくり事業」の目的や評価、来年度以降の実施に向けた考え方、及び長期留学を増やすための取組み
などの質疑が行われました。
最後に、9月定例会から引き続き審査中の
1、くらし環境行政について
1、健康福祉行政について
1、教育の振興について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。