議案等の審議結果
平成31年2月定例県議会
委員長報告
原子力安全・防災対策等特別委員長報告
委員長 八谷 克幸
原子力安全・防災対策等特別委員長の報告をいたします。
原子力安全対策、エネルギー対策及び防災・危機管理対策に関する諸問題の調査に関する件につきまして閉会中の2月8日に委員会を開催し、九州電力株式会社 中村明 氏、同 林田道生 氏及び同 八木繁 氏、以上3名を参考人として招致し、意見聴取の後、質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、「玄海原子力発電所の使用済燃料貯蔵対策等について」の項目に関し、参考人から意見聴取の後、
◎ 国内の核燃料サイクルの現状と玄海原子力発電所における使用済燃料の貯蔵容量及び貯蔵期間の見込みや安全性の確保策
◎ 国内における乾式貯蔵実績と乾式貯蔵施設建屋の温度管理の考え方
◎ 建設予定の乾式貯蔵施設の運用開始時期 設定根拠と運用期間及び建設予定地にある既存施設の移転先
◎ 乾式貯蔵の安全性と導入が遅れた理由及び施設建設予定地の安全対策
◎ 使用済燃料貯蔵容量に係る制限容量と管理容量の違い及びリラッキング工事を踏まえた今後の運転 可能期間の考え方
◎ リラッキング工事に係る原子力 規制委員会の審査期間見込みと見込みを越えた場合の影響
◎ 六ヶ所村再処理工場稼働開始見込みと稼働後の玄海原子力発電所からの搬出計画及び稼働が遅れた際の影響
◎ 地域住民と向き合う九州電力の電力事業者としての姿勢と電力事業者に対する理解醸成対策及び住民説明会開催の必要性
などについての質疑が行われました。
以上をもちまして、原子力安全・防災対策等 特別委員長の報告を終わります。