議案等の審議結果
平成24年9月定例県議会
委員長報告
有明玄海・環境対策特別委員長報告
委員長 土井 敏行
有明玄海・環境対策特別委員長の報告をいたします。
海洋環境の保全、水産資源の確保、環境対策に関する諸問題の調査に関する件につきまして、閉会中の9月5日に委員会を開催し、佐賀県有明海漁業協同組合 代表理事組合長 草場淳吉氏を始めとする同組合の関係者の方々計7名を参考人として招致し、意見聴取の後、各参考人に対して質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、7名の参考人より、それぞれの立場から「漁業者の立場から見た有明海の現状と有明海再生への想い」について意見を述べていただいた後、
◎ 諫早湾干拓潮受け堤防の開門調査期限である、平成25年12月ごろに開門を実施した場合の考えられる漁業への影響と、漁業者の立場から見た開門に適した時期
◎ 漁業者の置かれている現状と、漁業者に対する支援として国や県に望むもの
◎ 福岡県、熊本県の漁業協同組合と連携した開門の時期及び方法に関する各政党への質問状の提出の検討
◎ 潮受け堤防を全開門した場合に考えられる効果
◎ 有明海各地区におけるノリや魚介類の平均水揚高、及び有明海における魚介類の現状
◎ 有明海の透明度や流速の変化に関する現場から見た実感
などの質疑が行われました。
最後に、9月27日に委員会を開催し、海洋環境の保全、水産資源の確保、環境対策に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、有明玄海・環境対策特別委員長の報告を終わります。